頭のよさとは「説明力」だ (詩想社新書)

著者 :
  • 詩想社
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908170218

作品紹介・あらすじ

ビジネスシーンから日常会話まで、「頭がいいね!」と感心される上手な説明の仕方を解説。また、説明力を伸ばすための練習法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • 自意識って本当に諸刃
    の剣。

    私を支える使徒であり
    ながら、

    ここぞのときに裏切る
    ユダです。

    頭のなかは理路整然と
    してるのに、

    口を開いたらとたんに
    グダグダで、

    後で「あー」ってなる
    その原因は、

    ずばり自意識の裏切り。

    いい人だと思われたい。
    デキる人と思われたい。
    ・・・

    それですよ、それそれ。

    本書では一切触れない
    けれど、

    それが上手く話せない
    真因だと思うのです。

    ちなみにそんな自意識
    の暴走を止めるものは
    何か?

    それはずばり自信との
    こと。

    つまり自信がない故に
    自分を実際以上に良く
    見せようとして、

    背伸びしてよろけてる
    私。

    本書で紹介されている
    トレーニングを通じて、

    ほんの少しでも自信を
    つけたいと思います。

  • テレビでもお馴染み、柔らかい物腰かつ国語の面白さを伝えてくれる齋藤先生直伝!
    「説明力」についての本。
    そんな内容の本の感想を書くのはやや恥ずかしい。
    うまく魅力を伝えられるだろうか。

    あー、とか、えーと、とかやたら文章を長く話してしまう経験はないだろうか。
    また、説明しても相手はいまいちよくわからないような顔をしている。
    おそらく誰しも経験があるはず。
    そんな日々のイマイチを改善できる(かもしれない)本だ!
    ここに書かれていることをバカ真面目に実践すればうまくいくに違いない、と思わせる。

    例えば、身体感覚を伴わせる(44頁)、現物を見せる、フォーマットに則る(第二章)など。
    ストップウォッチを使う方法は面接対策にも使えそうだ。
    個人的には88頁、目次を利用する方法は実行したい。
    著者もこれで学生時代、全教科をクリアしたとか…。

    全体的に、易しい(優しい)言葉で書かれており、難しい行動目標はひとつもない。
    だからやってみようかな、と思わせる。
    これが説明力か!と思わせる内容であった。

    上記で400字!1分にまとめたがよもたいと思わせる文章になっていると良いのだが。

  • 説明することにおいて、時間にルーズな方は私が今まで生きてきた中で何かの講演会などに行くと必ず1人はいる。
    そんな人の話はやっぱり聞いていても面白くないのと結論がはっきりしないからイライラする。
    常日頃から時間を意識したトレーニングにストップウォッチを携帯する発想は純粋に面白いと思った。
    日常生活の中で時間意識を磨くためにもストップウォッチを自分でも活用してみようと思う。

    また説明文をまとめる際に重要なのはポイントを3つに絞ることだと言う。
    3つに絞る際には1番目のもの、2番目に外せない大事なもの、3番目はちょっと笑いを誘うようなものを入れると良い、と言う内容に私の中で納得するものがあった。
    真面目にすべてをまとめても面白みに欠けるものがある。
    3つ目にちょっと笑いを誘うような内容を含めることで、オリジナリティーも増して、温かみのある内容になって、人の心を引き寄せやすくなるのだろう。

  • いかに、単刀直入な説明をするか。

    回りくどく長ったらしい説明は分かりにくく、聞く気もなくなる。結論をまず述べた上で、時間を守り、要点をまとめ、適切な例示が、分かりやすい説明の根本として必要な力だとする。
    説明のポイントを3つに絞る練習はぜひ取り入れていきたいと思った。何でもかんでも取り込んでしまうので、きっと回りくどい説明をしていただろう。

    大変に参考になった。

  • 頭の良さは往々にして「説明力」に比例する、とはこの書である。その知恵は「短時間に如何に要約したものをわかりやすく説明できるか」を解いたものだ。
    「説明力のフォーマット」は分かり易く、如何に肉付けするか、練習と体感次第ということになる。1、キーワード、2、ポイント3つに絞る、#具体例+まとめ

  • どこで発見したかは不明、けどタイトル通りの事を思って手に取った『頭のよさとは「説明力」だ』(齋藤孝)。

    私は説明が苦手です。

    【言いたい事を絞る】という事は特に仕事において不可欠ですし

    少しずつ慣れてきたけれど、

    説明に必要な情報量が私の頭にはなく、

    「ホラ、アレだよアレ」という感じになり、

    ウンウン言う始末。

    その情報量補填をはてどうするか、という所で最近ずっと悩んでました。

    そして本書を手に取り読んでみて、以下3点の課題を得る事ができました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ❶本の要約

    ❷ 「ルネサンス」、「本能寺の変」などといった歴史用語の要約

    ❸「米中貿易摩擦」といった時事用語の要約

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    著者はこれらをA4用紙にまとめる課題を出されるという事なので、

    私もやってみようかと。

    他にもいろんな技や応用編も載っていたのですが、まずは基本から!!!

    これでアレアレ言わなくなれるかなァ。

    ボチボチ頑張ろ。

  • 言いたいことを3つにまとめること。
    まず一言で → つまり詳しく言えば → 具体的にいうと → まとめ の基本構造

    赤青緑のペンでのフラグ付け、

    説明の際に意識すべき方法が役立つと思った。

    実践してみたい

  • 教育やコミュニケーション力のプロである齋藤孝さんの本。
    最近インプットばかりで、いざアウトプットしようとするとなかなか上手く言語化出来ないこともしばしばあったのでこの本で勉強。

    要は『頭の賢さがにじみ出る説明力』を鍛えるプロセスが詰まった本。
    プレゼンや報告など仕事現場だけでなくて、日常会話や就活の面接にも必ず活きてくるので、どの年代でも繰り返し読めます。

    印象に残ったのは「15秒練習」「上手い比較説明」「本を要約するときのコツ」の3つ。

    読書する際、まえがきと目次を割と繰り返し読んでいた習慣が説明力にも活きてきていて感動。間違ってなかったんだなと思わせてくれる。15秒説明はなかなか練習に踏み切るのに覚悟がいるから、読書の要約から少しずつ、意識してみようと思う。

  • 斎藤先生の本に外れはないが、ポイントが多すぎて読み手側で、落とし込める内容だけを読み取る必要があると感じた。
    重要なのは、時間感覚、要約力、例示力。本を要約する練習をしてみよう。(このブクログでそれができれば良いのだが…)

  • 上手な説明とは、究極のところ『相手に届けたい情報をフォーマットに落とし込むこと』という説明は非常に分かりやすい。トレーニングにより説明力は簡単に高まるという点も励まされる。さらに上手な説明方法としての『通説butの説明法、お得感の演出、最後の言葉を決めてから話し始めるなど、なるほどな情報を得ることができた。ただ、同著者の書かれた新書「読書力」と同等の中身の濃さを期待してしまっていたため、文字は大きめ、空白も多く、さらに著者が常々強調されている「要約力」は他書と重複があったり、説明する場面がどうしても教鞭をとっている大学の学生への課題が中心になっていて、会社での説明力にあまり触れていないところが物足りなく感じた。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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