日本人が知るべき東アジアの地政学 ~2025年 韓国はなくなっている~

著者 :
  • 悟空出版
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908117626

作品紹介・あらすじ

10万部ベストセラー『経済は
世界史から学べ』の著者(「東大世界史コース」大人気講師)渾身の最新刊!
◎朝鮮半島で衝突する「8つのイデオロギー」
①シーパワーVS ランドパワー
②米国:モンロー主義(一国孤立主義)VS ウィルソン主義(世界の警察官)
③中国:大中華思想= 朝貢外交
④ロシア:スラブ主義VS 西洋啓蒙主義
⑤北朝鮮:小中華思想×社会主義=主体(チュチェ)思想
⑥韓国:小中華思想=民族派VS 事大主義
⑦日本:大陸進出=アジア主義VS 海洋進出=一国平和主義
⑧ナショナリズムVS グローバリズム

感想・レビュー・書評

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  • 2025韓国は無くなっている、という副題は統一朝鮮ということだが、これには疑問。
    でも考察としては実に明快でシーパワーとランドパワーのせめぎあいをわかりやすく解説している。

  • アオリ気味の副題だったので、眉唾で読んでみたが書いてあることは結構まともだと感じた。個人的には嫌韓は日本と韓国をひきはなしておきたいという某勢力の情報操作によるものなんじゃないかなーとなんとなく感じていたが、なるほどと思わせられるところあり。2025年あたりにもう一度読み返してみたいので登録。

  •  地政学という観点から、2025年に韓国はなくなっているという近未来を予想するだけでなく、韓国・北朝鮮、アメリカ、中国、台湾、ロシアそして日本の歴史を振り返り、各々の立場からとるべき国策、なるであろう体制等をも網羅しており、非常に興味深く、是非ともこういった戦略的な視点を、日本の政治家達にも学んで欲しいと思える一冊である。
     自分が普段から思っていることだが、そもそも日本人というのは何事も「綺麗好き」でありすぎ、それは単に環境的要因の影響に形成された国民的性格というだけでなく、どうしても現実的なリアリズムよりも、本書でいうアイデアイズムに偏りがちであろう。
     例えば中国の抑えのため、北方四島のことを考えすぎてロシアと近づくというのは歴史的に、気質的に反発が必至であろうため難しのであろうが、多種なことで決断すべき時機を逸しがちで、現実的な手を施すことが出来なくなる忘却的な現代日本人の悪しき国民性を怖れるのみである。
     本書を読んでいるうちに安倍首相が総理を辞することになったことから、次の方には現実的で、かつ長期的視野に立ち、各国と対峙していける人にリーダーとなってほしいと少なからず思った。

  • 2025年に韓国はなくなっているというサブタイトルの本で、この人の本はとても面白い。
    ランドパワーとシーパワー、チョークポイントなど地政学の基本的な考え方をよく学べた。
    すでに何冊も読んでいるので、同じことを繰り返し読んでいることになるが、世界の国々の動きに大変興味を持つようになったことがこの方の本を読んだ一番大きな成果だと思う。

  • 2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。

    2021年12月29日作成

  • 地政学をベースにしてはいるものの、まずは土台となる史実についての知識がきちんとしていて、日本の公教育だけではなかなか知ることの無い事案についても触れている点が評価できる。

  • シーパワーとランドパワー、その永劫なる争い。
    前者は合理主義、後者は観念主義。

    日英同盟はシーパワー国家同士がランドパワー国家ロシアを封じ込めた策と言えよう。
    日露戦争後、日本はランドパワー化を目指し、シーパワー国家である英米と敵対、その結果、真のランドパワー国家である中国とソ連に負けた。

    日本はランドパワーとは距離を置くシーパワー国家であるべきだ

  • 茂木先生は天才です。 世界史の眼鏡で今後の世界を展望できる人はこの方しかいないのではないでしょうか。 イデオロギーで今後の世界を語る評論家はいても今一つ納得感がないが、茂木先生のように歴史を俯瞰しながら今後の世界を語れる方は珍しい。

  • 残念ながら韓国の片思い

  • R2.12.20~R3.1.4

    (あらすじ)
    2025年までに南北朝鮮は統一される…ベストセラー著者・茂木誠氏、渾身の最新作は、激動の朝鮮半島を世界史と地政学で完全予測!米中覇権争いが本格化するなか、日本は中国・韓国・北朝鮮とどう対峙すればよいのか。日々のニュースだけでは、国際情勢の本質が見えてこない。国家の行動や国民性は、地理や歴史の制約を大いに受ける。今こそ、欧米エリート層が国際教養として学ぶ「地政学(地理+歴史+イデオロギー)」を武器に、日本の国益を考えよう!

    (感想)
    本屋で何か一冊買おうと決意し、つらつら見た結果選んだ本。
    2019年刊行の本なので、コロナ以降の世界情勢が抜けているがなかなかぎりぎり面白く読めた。
    TPPを軸に安全保障体制を…とか日米露の同盟構想など、未来についての提言も具体的で好感が持てました。

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著者プロフィール

茂木 誠(もぎ・まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber。 駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当する。著書に、『経済は世界史から 学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『超日本史』 (KADOKAWA) 、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、『米中激突の地政学』(WAC 出版)、『テレ ビが伝えない国際ニュースの真相』(SB 新書)、『政治思想マトリックス』(PHP)、『「保守」 って何?』(祥伝社)、『グローバリストの近現代史』(ビジネス社・共著)、『バトルマンガ で歴史が超わかる本』(飛鳥新書)、『「リベラル」の正体』(WAC 出版・共著)など。 YouTube もぎせかチャンネルで発信中。

「2022年 『ジオ・ヒストリア 世界史上の偶然は、地球規模の必然だった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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