猫は抱くもの

著者 :
  • キノブックス
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本棚登録 : 108
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059988

作品紹介・あらすじ

映画化原作!

6月23日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
主演:沢尻エリカ
監督:犬童一心

吉沢亮がロシアンブルーの美形猫役に!
峯田和伸(銀杏BOYZ)、映画初出演のコムアイ(水曜日のカンパネラ)ら個性豊かな共演陣!
水曜日のカンパネラは初の劇伴も担当!

その他“猫"キャストに岩松了、藤村忠寿、内田健司、久場雄太、今井久美子、小林涼子、林田岬優、木下愛華、蒔田彩珠。

「猫の集会では大切なことが話し合われている。それは猫の幸せについてだろうし、猫の幸せは人間の幸せとつながっている」――本文より

東京郊外を流れる青目川に架かるねこすて橋。この橋では、夜になると猫たちが集会を開いている。
川に落ちて流された飼い猫・良男がねこすて橋で見たのは、彼を覗き込む無数の猫たちだった。
自分は人間で飼い主・沙織の恋人だと思い込んでいた良男は、沙織の元へ帰ろうとするが……。
絵描きの“ゴッホ"を慕う猫・キイロ、その他個性豊かな猫たちと人間が織りなす切なく温かい連作短編集。

大山淳子×犬童一心(映画『猫は抱くもの』監督)特別対談収録!

犬童 猫の良男が人間の沙織を、猫のキイロが「ゴッホ」と呼ばれる絵描きの人間を好きなんだけど、
〝猫の二人〟はどこかであきらめていますよね。人間との距離を理解しています。
その距離感の持ち方――人と猫の間には境界線がある、ということがすごく重要。(中略)
大山 私もそう。人と猫も、両者の間に越えられないものがあるからこそ、いっしょにいる時間が持てたこと、
親しくなれたことがありがたい、というふうに思います。

感想・レビュー・書評

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  • なんか普通・・・ 可もなく不可もなくって感じ。実写映画化されてたのか、知らなかったわ・・・

  • 『あのかた』のお話で、猫は何度でも生まれ変わるって聞いて、素直に信じたいと思った

  • 猫をテーマにした、短編集、どの話も心が温まった。読むのが楽しみになる本だった。

  • 2020.5.27
    猫好きだからなのか意外にも感動した。
    猫ちゃんたちがこういう風に思っていてくれるとしたら、尚更愛しい。尊い。
    ただ実際、猫は本当に何も考えてないような気がする。
    そこが可愛いなんだけどね。
    てか、本当に猫ってかわいいすぎるなぁ。

  • 最近映画公開された小説。
    実は私の自宅の目の前を流れる川が舞台のモデルということで、これはあそこのことかな、などと思いながら読んだ。

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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