- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907126469
感想・レビュー・書評
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全てが手作業だった時代の図書館のこと。
「へー!」と言ってしまうことばかり。
情報量が多い。
昔はこうだったよ、という記録を残していただけるのはありがたい。
なるほどと思う。
蔵書を守る人の章では、
戦時中の疎開本のことなど。
4回の地震によって図書館は被害を受けたが、全く被害者が出ていないことなど。
東日本大震災の写真もすごい。本が全部書架から出て散乱している様子が。
ずっと古い書物を守ってきた図書館員達。
デジタル化によって、本屋さんが少なくなり、レコード屋さんが無くなり、という世の中。
図書館はどうなっていくのだろう?
存在しない架空の図書、デレク・ハートフィールドの作品。これ知ってます!ハルキストなので(笑)
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(借.新宿区立図書館)
主に著者が関わった宮城県の図書館(及び人)の歴史について書かれている。その筆は江戸時代にも及ぶ。図書館に関わる/興味のある人にとっては読んでおくべき本だろう。
ただ、特に第2章「江戸時代の図書館物語」あたりは若干わかりにくい。あることを書いていて途中から違うことに言及し、そちらについての話がかなりの分量だったりということが多かったりする。たぶん書きたいことが多すぎるということなのだろう。もうちょっとまとまっているとさらに読みやすい本になったのではないか。材料が面白いだけにちょっと残念。あと、これはないものねだりになるが、著者が多くかかわったという図書館へのコンピュータ導入の話がもう少し知りたい。まあ、それは別の本でということになるか。これからの図書館とネット上のデータの関係などとともに重要な課題だと思うので。
あと、写真が掲載されている現宮城県図書館、めっちゃカッコイイ。ただし、使い勝手とか資料保存、地震など災害時の危険性等には問題があるようだ。いくら格好良くてもダメな例のようだけど。 -
2021.12.14
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1395399 -
同じ司書として、知識の豊富さに脱帽した。
https://kahoku.news/...
https://kahoku.news/articles/20220314khn000009.html