自分に語りかける時も敬語で -- 機嫌よく日々を送るための哲学

著者 :
  • 夜間飛行
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906790401

感想・レビュー・書評

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  • 会社の同僚がお勧めしていたこの本、心に残る言葉が沢山あった…!
    また時期をおいて読み直したら、刺さる言葉が変わってくる気がする。

  • 絶対また読み返したい。

    文章が書ける人になるというのは、自分の考えや哲学をちゃんと人に伝えられる言葉にできるまで、考えきってる人なんだろうな。まずは、そんな人になろうと目標ができた。

  • おじさんが書いた本ってどうしても説教くさくなることが多いけど(最高にど偏見)
    秋田さんの本はゆるくてまじめで、機嫌が良くてやさしくて、心にすっと話しかけてくれるような感じ。
    すごくいい気分のまま読み終わりました。
    デザインと絡めた話も多いけど日常生活や自分の仕事にも忘れたくない言葉がたくさん

    黄色とグレーの装丁も、紙の質感もとっても好き。
    文字のすきま、文字の配置、紙の色、質感がすべて心地よかったです。プロダクトデザインってすんげえ。

  • 機嫌よく暮らすために自分がどう思考したらいいかみたいなところのヒント、考えるきっかけ、をくれる。
    こうしなさい、こうありなさいの押し付け文体やそういう自己啓発本ではないところが、とてもよい。

  • 一見文字が少ないのであっさり読めそうですが、含蓄ある言葉ばかりで咀嚼して理解するのに少し時間がかかります。
    ゆったり少しずつ読むのが良い本でとてもコーヒーに合いそうです。

  • 読んでよかった〜!最近マイインターンのロバートデニーロに惚れ惚れしていた所この本の中にもその一部が登場してすごくそのページにときめきました。老害だのなんだの威張り散らすお年寄りもいれば、こんなにもたくさんの大切なことをひとつひとつ丁寧に教えてくれる余裕のあるお爺さんもいる。
    もうわたしは、最近おばあさんではなく最高のお爺さんになりたいとまで思うようになってしまった笑

    時代の空気をいっぱい吸い込んだデザイン

    自分に語りかけるときも敬語で

    色をつけるから色あせる。あっけなくみえるものほど後世に残る。

    TwitterのAIに愛された

    視座は意識的に上げる

    忘れてあげるのもいいこと

    機嫌よく働く

    服装は会った人へのプレゼント

    言葉が大事ではなく言葉遣いが大事

    世間知らずとは世間のこと知らないことではなく
    人にある感情の機微を理解できない人のこと

    人を賢いと言える人は賢い人

  • なんか読みにくいなーと思ったらデザイナーさんが書いた本だった。全部読まずに終わった。

  • 大好きな本。買いたい。
    困っている人・悩んでる人に、プレゼントしたい本
    デザインは、自分が望むものを作るのではなく、誰でも使いやすくて、快適なものを生み出すこと。プロダクトデザイナーとは、使う人のことを第一優先に考えて、作る人の気持ちも一緒に一つの方向に向けて製品を生み出す人。何かをゼロから作り上げるってすごいことだなぁ。
    読むと楽になる言葉ばかり。機嫌良く生きることが、仕事の快適さにつながる。

    印象に残った言葉
    仕事ができるかどうかなんて気にしている人はほとんどいません。愛想が良くて、よく気がついて、時々お土産をくれる人が好きなんです。

    大切な事は、自らが恥をかく、勇気と相手に恥を欠かせない配慮だと思います。

    持ちたい部分についてだけ自信がある。全てについて自信を持てない。

    本を持つことが大事ではなくて、本を通過したことが大事かなと思います。本は手元に残していないが、そういう時期もあったというのが今の自分を支えています。

    どこかに素敵な世界があるかもしれないと思うのはわかりますが、自分が今いるところが素敵な世界のきっかけになる意識があると嬉しいです

    新しいことが始まる月曜が好きになってしまいました。

    良い人にたまたま出会えば、良い場所と言う経験が残り、その逆の経験をすれば、その町その国全体が嫌になるでしょう。でもそれは全体を語る資格にはなりません。経験からの卒業。経験は、相手と共感するためのパスポート

    服装は会った人へのプレゼント

    私は自分に優しくてその余った部分で人に優しいかなと思っています。これが無理のない優しさ

    1年は長い。1年は短いと言って、何の得があるんでしょう。一年は長いと言えば少し気持ちが楽になります。

    自分自身をライトだと思いましょう。ライトは世の中を照らす存在です。誰かから光を当ててもらう必要は無い。自分が光を照らす存在になりましょう。光を照らすとは何でしょうか何かを浮き彫りにすると言うことです。そのためによく観察しましょう。

  • 久々に付箋が止まらなかった一冊。哲学自体にも頷けるうえに、表現に心の余裕を感じさせた。私は1つでもできなかったことがあると何もできなくなるし、優れた人を見ると努力ができない怠惰な自分を気持ち悪く感じる。でも、短い人生、そんな捉え方でいいんだろうか。自分の心の偏りや乏しさに気付かせてもらった。

    ・1時間後、1年後、10年後、あなたが自分の人生をもっと気に入りますように。

    ・別にポジティブでもありません。機嫌がよいだけです。

    ・自信というものは自分の全体に持つものではなく、「持ちたい部分についてだけ」自信がある、とそう思えれば良いのではないか、ということです。完璧でなければ持てないものではないのです。多少得意で、好きな部分だけ、自信というものを持てれば、十分にしあわせなのだと思うのです。

    ・ゆとりは欲を減らすだけで生まれるものだと思います。

    ・余計なことをしない大切さ。「意識的に」余計なことをする大切さ。

    ・①曖昧なインプットは、曖昧なアウトプットを導き出します。
    ②不快も知らなければ、快適は生み出せません。
    ③経験を「積む」よりも「捨てる」ほうが難しい。

    ・仕事というのは「青いバナナ」のようなもので、作業している時には「美味しく」はありません。市場に出てはじめて、熟した美味しいバナナになるんです。美味しいバナナを追いかけていては、結果的に旬は過ぎて、「美味しい思い」はしないものです。

    ・(同職種の同世代はほとんどは同じ人に憧れる。その結果、仕事が類似してくる。自分だけの価値をつくるために)「影響を受ける先」をたくさん持つ、ということです。「一人」や「一つ」を見るのではなくて、それらを作った「つながりそのもの」を見る。

    ・すべてのものを大切にしようとするとすごく大切なものを見逃してしまいます。

    ・物事をぼんやり見るのは大事かなと思います。人はピントがあった物事を大事なモノやコトに思い込みやすいですから。

    ・無理に「普通じゃない人」になる必要はありません。ただ、「まぎれこまない」のは大事です。

    ・「作業をしたこと」に自惚れないようにしています。「とりあえず動いている」ということに満足しないようにしています。

    ・わたしが今後どのような仕事をするにしても、どんな文章を書くにしても、いつも「機嫌よく」「楽しみながら」というスタイルは変わらずに続けていきたいと考えています。「よく寝る」のも、お忘れなく。

  • 感想
    まずは自分。丁寧に敬意を持って語りかける。自己肯定感を高めることで新しい世界への一歩を踏み出しやすくする。やがて他人にも優しくできる。

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著者プロフィール

プロダクトデザイナー・京都芸術大学客員教授。
1953年大阪生まれ。愛知県立芸術大学卒業。
ケンウッド、ソニーで製品デザインを担当。
1988年よりフリーランスとして活動を続ける。
代表作に、省力型フードレスLED車両灯器、LED薄型歩行者灯器、六本木ヒルズ・虎ノ門ヒルズセキュリティゲート、鉄道用チャージ機、一本用ワインセラー、サーモマグコーヒーメーカー、土鍋「do-nabe240」など。
2020年には現在世界一受賞が難しいと言われるGerman Design Award Gold priceを獲得するなど、受賞多数。
2021年3月よりTwitterで「自分の思ったことや感じたこと」の発信を開始。2022年7月からフォロワーが急増し、10万人を超える。
著書に『自分に語りかける時も敬語で』(夜間飛行)がある。

「2023年 『機嫌のデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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