難しいことはわかりませんが、「がん」にならない方法を教えてください!

  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073383

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計10万部突破!
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』に続く第二段!!

がん患者を1万人以上みてきた医師、水上治先生に「がんにならない方法」を聞いてきました。

そもそもがんって何ですか
がんになったら絶対死ぬのですか
コンビニの弁当は食べてもいいんですか
健康診断でがんはみつかるんですか

など、誰もが抱く疑問をぶつけてきました。
知っているだけで寿命が延びる「がん」の知識がたくさん学べます!

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすくて、読みやすくて、よくまとまっていて
    かなりの良本だと思いました。
    両親に癌予防の為、プレゼントしようと思いました。
    これを参考に癌検査をしようと思います。

  • 癌に向き合うときは、知識量が重要。
    がんの大まかな情報が把握できてとても満足。
    また手に取りたい本

    治療法には大きく、手術、放射線治療、抗がん剤治療がある。日本は手術が主流であり、先生も得意なので進められるが、放射線治療も十分検討するように書かれている。手術では切り取ったあともとには戻らい、QOLが下がることにたいしてしっかり考えること。
    もう駄目だと言われたも、保険以外の治療がある。希望を持つこと。
    告知治療は家族にも大きな負担になる。が家族が一つになる大きなきっかけにもなりうる。男性でそれまで家族を顧みない人だった場合は家族の協力が得られない事例もあり、普段からの関係性が問われることになる。
    患者に寄り添う家族は、自分の希望を患者に押し付けない、干渉しすぎないほうがよい。家族は第三者になり患者本人と先生をつなぐよい仲介者になることが多い。
    言いにくいことは本にからではなく、家族から先生に伝えられれば負担が少なくて済む。先生に言いにくい場合は、ベテランナースに頼むのもよい。
    予防に関して、食物では(無臭でない)ニンニク、キノコが挙げられていたが、バランスよく食べる重要性が推されていた。食品添加物、発がん性物質など過敏になりずぎると、バランスをかくことになり得るので、過度に神経質になることはない。ただ気おつけるのはマーガリンとされていた。肉や塩はがんは原因となるので、肉は1週間で500グラムを目安に。ソーセージハムは発がん性をうたわれているが、日本人が食べる量は少なく、神経質にならなくてもよいとのこと。日本食は塩が多いので減らすように努力する。日本の基準は世界的に見て高く、WHOは男性5グラム以下を指標としている。癌は予防できるものが多く、初期であればほとんど治すことができる。が、健康診断で見つかる癌はずでに進行している状態が多い。定期健診、早期発見が完治のカギとなる。

  • わたしは幼い頃から、がんが怖かった。

    物心ついた時に祖父をがんで亡くし、
    祖母もがんになった。
    祖母は完治したけど、その一報を受けた母が、
    私たちに見せたこともない涙を人目もはばからず泣いていたのが未だに衝撃的だったからも大きいんだと思う。
    メディアやインターネットでもがんは怖い病気の代名詞として、闘病についてや死亡率などの数字が載っていて、
    避けようとしても目に入ってしまうのもあり、
    とにかく怖かった。

    とはいえ、この本の冒頭を読んで思ったのは、
    「わたしは、がんについて詳しく何も知らない」という事実。

    なので、がんって何なの??
    というところから分かりやすく説明してくれるこの本はとても寄り添ってくれる優しさがあるなと思った。
    まさか、遺伝子のコピーミスなんて…
    自分の細胞だから治療するのがほかの病気と違って難しいだなんて、想像もしなかった。
    他にもがんにならないために、がんになった時のために…。
    とにかく知識をたくさんつけて、
    どんな時も諦めずにポジティブに前向きに生きることを見失わない。
    この本からはそんなパワーを感じました。

    魚のお焦げの噂、あれ昭和世代はみんな信じてると思う…。

  • 対話形式で話が進むから読みやすくて分かりやすい。
    他の本にも出てきた第四の治療、免疫療法のワクチンは、自分が癌になったら受けてみようと思った。
    やはりタバコと肥満は癌のリスクを上げるらしい。
    あとは、ニンニクとキノコが癌予防に効くというエビデンスがあるらしいから積極的にとっていこうと思う。

    母が罹った膵臓がんは極端に生存率が低いとうことにも触れていた。
    予防と定期的な検診。まずはこれを欠かさずに行うこと。
    血液検査で分かる癌では遅過ぎるから、やはり40歳を過ぎたらPET検診を受けた方がいいのかもしれない。
    いちいちカメラを飲んだり個別の癌を調べるよりも、全身を一度に調べられた方が効率が良い。

  • 予防をしながら検診を受ける
    ・塩分摂取はWHOは5g/日だが日本は8g/日
    ・肉は週2〜3におさえる(週に500g以内)
    ・軽い運動
    ・汁物はだしを濃くして薄味
    ・野菜や果物に含まれるカリウムを取る
    ・ニンニクとキノコはよい
    検診
     胃の内視鏡、肺のCT、大腸の内視鏡

  • 大好きな難しいことはわかりませんがシリーズ、いつも勉強になります。祖母が癌になりこの本に興味を持ちました。最後まで希望を持ち続けることを心に留めておきたいと思います。

  • 肺、胃、大腸がん検診は年1で受けとくといい

  • 要点がまとまっていて、とても分かりやすく読みやすい。「がん」の事は気になっていても、自分だけは大丈夫と思いがち。がん保険に入ったから、がんが治るわけではない。知識をしっかり身につけて、自分の命と健康に向き合わなければならないと改めて感じさせられた。

  • 難しいことをシリーズの第2弾。

    内容は、ガンにならない方法だけでなく、いざガンになったらどうすれば良いかも書いてあり、とても勉強になった。

  • 自分が癌にならない方法
    ・がんは末期になるまで痛くないことを知ること
    ・減塩すること。
    →塩分は胃がんを増やす。更に高血圧になる心筋梗塞、脳卒中を増やす

    ピロリ菌検査をし、いる場合は除去すること。胃がんのリスクを減らす
    ・肉を食べる日を週2,3回に抑えること。大腸がんのリスクを減らす。タンパク質は代わりに魚で取り、EPA, DHAでがんを抑えられる。
    ・にんにく、きのこ、コーヒーを摂取すること。野菜・果物を意識して摂取すること
    ・歩行またはそれと同等以上の身体活動を毎日60分行うこと。息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行うこと。
    ・がん検診は50歳までは2年に一回、それ以降は毎年受けること。肺、胃、大腸を検査すれば死因の約4から5割を検査可能。プラス肝臓、胆嚢、膵臓あたりを負担のないエコーで検査すれば大体カバーできる。
    肺はレントゲンよりCT、胃はバリウムより内視鏡、腸は血便検査より内視鏡が正確。高いしあまり備えているところが少ないがPETCTは内視鏡いらずで負担が少ない。

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著者プロフィール

解説:水上 治(健康増進クリニック院長/元温泉療法医)

「2023年 『心もからだもおなかも”湯治” とっておきの温泉宿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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