中国と日本 二つの祖国を生きて

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  • 集広舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904213636

作品紹介・あらすじ

新中国建国後の1953年、中国人軍医の父と日本人教師の母の間に生まれた著者は、「大躍進」運動や「文化大革命」の下で、飢餓、暴行、監禁、強制労働などの〈生き地獄〉を体験する。日本への「帰国」後もつづく生活の困難、婚約者の死、国籍取得の壁、襲いかかる病魔……。長く過酷な運命に翻弄された生涯を克明に書き綴った稀有な記録。
《日中平和友好条約締結40周年》

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:289.1A/Ko38k//K

  • 日本の満州建国、中国共産党と文化大革命、何故人権の保証されない独裁体制は生まれるのか、まだまだ知らないことと学ばなければならないことがある。

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著者プロフィール

1953年8月26日、国民党軍の軍医だった父と、満州の日本人学校の教諭だった母の間に、次女として北京近郊で出生。文化大革命(1966〜1976年)では、父・兄と別々に拘束され、吊るし上げられたり、農村に下放されたり、悪夢のような体験をした。のちに、それが原因でPTSDとなる。
1974年3月17日、母の里帰りの付き添いという名目で、兄と3人で日本の土を踏む。商社で働きながら、夜は夜間中学で日本語を勉強。やがて日本国籍を取得し、母と息子の面倒をみながら、中国に残っていた家族を日本に呼び寄せる。
現在、再婚した夫と2人暮らし。

「2018年 『中国と日本 二つの祖国を生きて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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