ジャズの歴史物語 油井正一

著者 :
  • アルテスパブリッシング
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903951201

作品紹介・あらすじ

ジャズとはなにか?──この本を読めばわかります。日本最高のジャズ評論家によるジャズ史の古典的名著、ついに新装復刊! 誕生からスイング、ビ・バップ、クール、フリーまで、ジャズの歩みと本質を生き生きと描く——。
村井康司氏による解説付き——「社会の動きと連動した立体的なダイナミズムを常にジャズ史の中に見据え、ダンスや芸能といったエンターテインメントの重要性を訴え、宗教問題、アメリカの人種問題、戦争の影響などについてもきっちりと目配りを怠らず、ジャズは時代が下ると「黒く」なる、という、いっけん逆説に聞こえる真実を看破し、しかし全体の「乗り」はまったく教条的でも観念的でもなく、ディレッタントのアマチュアリズムを終生保ち続けた油井正一は、ジャズというアートの、理想的な理解者であり享受者であり啓蒙家だった。」(本書解説より) ※本書は1972年に刊行された『ジャズの歴史物語』(スイング・ジャーナル社)の新装復刊です。

感想・レビュー・書評

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  • 名著。音楽なんか耳と心で楽しめばいいに決まっているが、鳥瞰図を眺めて広がる楽しみもある。そんなにいうならもう一度オーネットコールマン聴いてみようか。

  • ジャズの歴史的名著が、新装版になって、また私たちの元に返ってきました。

    ジャズの解説書といえば、今や新書をはじめ文庫になったものも合わせて五万とありますが、そして書いている人も、従来の音楽評論家以外に、マニアとかジャズ喫茶店主とか様々ですが、実際わたしの手元にも70冊近くある中で、名作として捨てがたいものも数々あれど、何といっても本書の持つ意義は絶大です。

    音楽を聴いたり演奏したり楽しむのに理屈なんていらないよ、ですって?

    まあまあまあ、知っておいてけっして邪魔にはならないから、お姐さんの言うことは聞いておいた方がいいわよ。

    ・・・・・2日前の夜中に、酔っぱらっている時に書いた一文を発見しました。ぜんぜん覚えがありません。まあ、こんなことするって珍しいんですが、消さずにそのまま出すことにします。

    ・・・・・もう少し、また書きます

  • 2009/
    2009/

    復刊ドットコムより。

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著者プロフィール

1918(大正7)年、神奈川県横浜市に生まれる。慶應義塾大学法学部在学中からジャズ評論を手がけるようになったが、陸軍への入営により中断。終戦により復員後、ジャズ評論家としての道を歩む。当初は雑誌『ミュージック・ライフ』、のち『スイングジャーナル』を拠点に旺盛な評論活動を展開。ラジオ関西、NHK、FM東海(東京)などの音楽番組でジャズ解説も担当する。東京芸術大学、桐朋学園大学、東海大学などで講師もつとめた。1998(平成10)年、逝去。主な著書に『生きているジャズ史』(シンコーミュージック)、『ジャズ/ベスト・コレクション』(新潮文庫)、『ジャズ名盤物語』(共同通信社)など、訳書にベーレント『ジャズ その歴史と鑑賞』(誠文堂新光社)、『奇妙な果実 ビリー・ホリデイ自伝』(晶文社、共訳)などがある。

「2009年 『ジャズの歴史物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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