- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908656
作品紹介・あらすじ
「ワークライフバランス」「自己実現」「バリキャリ」…
どれもピンとこない女性たちへ
結婚、就職、転職、出産、育児、クビ、経営、更年期…
「ふつうの女性」が、こうしたすべてを織り重ねて生きていく!
女性が“人間らしく”働きつづける方法を探る、待望の書。
制度では実現できないこと、女性たち自身が変えていくこと、いけること。
どうしたら自分の身体も労りつつ、自分も周りの人も幸せにしながら、いい仕事が長く続けられるのか。
そのためには、何が必要で、何を捨てるべきか。
どんなところをどうやって磨いていくとよいのか。
そんなことを、あらためて考えていけたらと思っています。
――まえがきより
毎日をただ少しずつよりよく歩むことしかない、それが仕事なんだ。
読んだ後頭がスッキリして涼しい気持ちになりました。 ――吉本ばなな
感想・レビュー・書評
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共感する部分がいくつもありました。
ミシマ社さんの本は、おもしろいです。 -
会社員から経営者に変わったときの思考の変化について。✍一般論ではないことをし続ける、データではなく感じた方向に行ってみる、右肩上がりを目指すのではなく正しく価値を届ける。
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前半では、女はやはりサポート的立場か、と思ったけど、後半で分かった。自分を作ってきた経験を生かした仕事のやり方を、私達が見つけていくんだってことだ。仕事と生活、人生は繋がってるからなぁ。
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2020.1.4
出産したら共感することも増えるかと思っていましたが、そこまで。いまの40代前後の方はこうだったのだろうなと想像できます。わたしは職場も家庭も、環境に恵まれているのだと思いました。 -
ビジネス
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帯に惹かれて買ったのだがどうにも合わなかった。
共感もなるほどもふーんも持てず。
世代も遠くないのに何故だろう?
アンテプリマの創業者の話をみて、気に入っていたブランドに興味をもてなくなった時と似た感覚。 -
最初読み始めたときは、「仕事で成功した女性の自信たっぷりの話」なんじゃないかと思っていました。でも、パラパラとページをめくったときに、あ、これ読みたい!と直感で思ったので、何か自分が好ましく思うものがあったのかもしれません。
とにかく働くことが大好きな女性。
エンジニアをしたり、能力も技術もあって、エネルギッシュだなと思いつつ、なぜか人間臭くて不器用で、ジタバタしながらも決して前進することを諦めない。
家庭と仕事の両立や出産で1度現場を離れた女性が元の職場に戻るには、日本はあまりにハードワークな国。
働きたくても、能力があっても、環境が整っていない現場の声を聞けました。
それでも、面白いことをしようとチャレンジし、ピンチを乗り越えていく時の主軸となってるものが、私と少し似ているなと思いました。
常に同時進行で色んなことを色んな角度から考えながら、時に放置しておいたり、でもタイミングをキャッチする、時を待つという考え方にすごく共感してしまって、私の仕事なんて足元にも及ばないけど、きっとこれだー!と思ったものに向かっていくと、すぐに形にならなくても、いつかどこかで繋がるんだなぁって。私の感覚をもっと信じてあげていいんだ!と思えました。
著者が渡辺和子さんとお会いしたところで、「何に価値を置くか、価値観の転換なのです」という言葉が腑に落ちて、きっとそれが自分の人生の信念になるんじゃないかと思います。
今50歳前後と思われる著者。
人生の先輩の声が聞けて、私は私の生きてきた道で間違ってなかったと確信できました。
ミシマ社さん、このような本を出版してくださってありがとうございます。 -
黄色い表紙に手書きの文字、に目が止まって手に取った。
しっかり働いて来た先輩の楽しいおしゃべり、という感じ。
「おはようございます」に続けて「今日も一日よろしくお願いします」と言うことで職場の環境を少しずつよくしていこう、と書かれていて、いつもうちの職場では朝会の締めにこの「今日も一日よろしくお願いします」と言うセリフが出てくるのに、いい環境っぽくないのはなぜかしらと考えてしまった。うちの場合は上司から「頼まれてる」感じがしてるかも。ニュアンスが全然違う、ヘンだ(笑) -
著者の仕事があやしい健康食品会社ということを除けば、気持ちのよいビジネス心構えの本。