例解 和文英訳教本 (文法矯正編) --英文表現力を豊かにする

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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903738239

作品紹介・あらすじ

本書は、書くために欠かせない英文法の知識を体系的に学習しながら英文法を実践的に体得し、英作文力の基礎を作ることを目指したものです。「現在形/過去形」「可算名詞/不可算名詞」など学習者に誤解を与える文法用語や学校英文法の問題点をも矯正していきます。本書の和文英訳を通して生きた英文法を体感すればあなたの英作文力は飛躍的に向上するでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 微妙にわかってなかった文法がクリアになった。まだまだわかってないところいっぱいあるけど。スピーキングでもライティングでも文法の理解度を上げんとロクなアウトプットできんし、定期的に文法を勉強すべきやとホンマに思う。

  • とても良い本です。正に私が求めていた英作文のテキストです。何度も読み返したい。

  •  代ゼミの講師、小倉先生による和文英訳指南の本。赤(文法矯正編)、青(公式運用編)、黒(長文編)、緑(自由英作文編)のシリーズがある。
     小倉先生の代ゼミの授業は、おれが高校生の時、サテライトで体験でいくつか受けたことがある。あの独特の声、ノンストップしゃべくり、というイメージがあって、「辞書丸暗記計画」とか、なんかすごいオリジナルな感じ。でも肝心の中身がどうだったのか、おれはあんまり覚えていない。すごい感銘を受けた、という感じもなかった。あとは超有名な『受験英語禁止令』という著書があって、このブクログの記録によれば、12年前に読んだ本、ということらしい。今読んでみるとどんな感じがするのだろうか、ちょっと読んでみたい。
     ある同僚の先生が、これの青を生徒に勧めていたので、おれもまだシリーズを1冊も読んだことがなかったので、とりあえずは赤から読もうと思い、「文法矯正編」を読んでみた。それが、結構面白い。「はじめに」では「英作文を勉強して文法が分かる」(p.3)と謳われており、まさに英作文をしながら、文法のポイントや盲点が解説される感じで、文法へのアプローチとしての作文、と言うのはやっぱりいいなあと思う。この手の作文本はとりあえず構文や表現を使う、ということを指南して、何となく時制の説明なんかも入れつつ、最後には「暗唱例文集」みたいなものを載せて終わり、というのがイメージとしてあるが、時制、助動詞、準動詞、冠詞、比較など主な文法項目についてそれなりに網羅的に扱っていき、文法のポイント、盲点を扱っていく、というのは、あんまりないタイプだと思う。「文法運用力チェック」というのがあって、例えば「大過去と過去完了の違いがわかっているか」(p.13)とか、「『~に違いない』をmustで訳してないか」(p.107)とか、「pick up youと言わないのはなぜか?」(p.215)などが提示されている。そして、例えば「数学は初歩から勉強するうちに、案外やさしい。やさしいどころか、初歩から勉強するうちに、面白いと思うに違いない。」(p.114)くらいの文を訳すことをゴールに、「willこそ、『あまり根拠はないが自信満々の推量』に使うのであるから、『~に違いない』という日本語にふさわしい。willを『~でしょう』、mustを『~に違いない』という覚え方を改めなくてはならない」(p.114)のような文法の説明がある。そして最後に「表現研究」として、「初歩から」、「案外やさしい」、「面白い」の訳し方や単語のニュアンスの違いについて書いてある。あるいは「speak ill of ~は今では使われていない古い表現なので不適」(p.231)など、単に熟語集で覚えたような表現が本当に使えるのかどうか、というところまで踏み込んだ記述がある。そういう意味では、わりと竹岡先生のライティングの著作にも近い。
     この本を読むためには、少なくともmustが「違いない」の意味になることを知っているくらいの、一通りの英文法学習経験が必要。なので「英語表現Ⅰ」レベルの英文法と並行しながらやるか、あるいは高2、高3での英作文練習の入り口として、とてもためになる本だと思う。デメリットを強いて挙げるなら、「可算名詞」を「可像名詞」と呼んだり、「文体」という項目を立てて、情報構造の説明になったりするあたりなど、ちょっとクセのある説明がなされているところに違和感を覚えるかもしれないが、そんなことが理由で全体を敬遠してしまうにはあまりにもったいない本。久しぶりに、生徒にも勧めたい英作文本に出会った気がする。
     早速青も購入しているので、青、黒くらいは読んでみたい。(19/12)

  • p74 破れ

  • 実際1周だけ読み終わった日で登録したかったが、記録してなかったので、ankiで単語を追加していた日で登録。20161108読了

  • TOEICのWritingテスト対策として手にとってみたが・・・ムズカシかった・・・。

    それでも受験の時にやった(ことすら忘れていた)英文法をおさらいしつつ、英作文の練習ができたので、一粒で二度美味しい参考書であったと思う。

    時間があったら何度も繰り返してやるべきなのかもしれないが、このシリーズ本があと3冊あるようなので、とりあえず先に進もうと思う。

    難易度は高いが、書いてある事は教科書的な範囲に留まらず、実用性重視なものとなっているので、受験生だけでなく実際に使う機会のある社会人にも十分お薦めできるクオリティだと思う。

  • ブログにてレビューを書いております。

    001『例解和文英訳教本〜文法矯正編』
    http://eigogie20120403.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

  • 英作文に対する意識が変わる

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著者プロフィール

静岡県静岡市清水生まれ。5歳の時に『セサミストリート』に興味を持ち、事実上、英語の学習が始まる。
慶應義塾大学文学部英文学科卒。唐須教光教授の下で情報構造を教わり、予備校界でその理論を大学受験の説明にも取り入れる。講義では長年ネイティブスピーカーとのペア授業を行い、画期的な英作文指導が好評を博す。歴史にも精通しており、歴史能力検定日本史1級、世界史1級、日本史大博士取得。歴代天皇126代を40秒以内で言えるという特技を持つ。
著書に『小倉の入試英語オンパレード』(代々木ライブラリー)、『受験英語禁止令』(研究社)、『カラー改訂版 まるおぼえ英単語2600』(KADOKAWA)、『体系英作文』(教学社)、『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』『同(長文編)』『同(自由英作文編)』『英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編』『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術(テクニック)』『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄(エッセンス)』『英語で愉しむ信長・秀吉・家康と戦国時代』(以上、プレイス)、『冠詞のトリセツ』(かんき出版)がある。

「2022年 『英語難構文のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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