こころ (SDP Bunko)

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903620305

感想・レビュー・書評

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  • 教科書で抜粋されてた部分が結末だったから、結末どうなるんだろうっていうハラハラ感は半減pqでも叔父の場面とか話し手が「私」の場面は初読だったので、そこは新鮮な気持ちで読めた(^-^)夏目漱石の表現は美しいなあとつくづく思う(〃´o`)そしてもっと文豪作品に触れたくなった

  • さすが、夏目漱石の名作です。読みやすいですし、素晴らしい作品だと思います。

  • 私も含む誰もが先生になり得ると思う

  • 美文と無駄のない運び方にただ感服するばかり。「私」がどこまで歩み寄ろうとしても、近づけなかった先生の抱える孤独。傍目からは理解しがたい先生と奥さんの微妙な距離感。すべてが最後の先生の遺書で明らかになり、読みやすくて油断していたところに、気持ちをぐっとつかまれました。 漱石はまりそう。

  • キンドル版で、読了。

  • 表紙違うけどないからここで。
    先生の学生時代の心境にとても共感出来た。
    世間体を気にする心の床にある正義感。
    解説で、そのとき問われているのは読者の生き方でもあるのだ。とあり、まさに読んでいる間心苦しい場面もあった-ω-;

  • 夏目漱石さん。
    私はあなたを旧千円札の中に生きる方としか認識がありませんでした。
    文学は、堅いと思っていた私をお許し下さい。
    漱石さんの世界は柔らかく感じます。
    最後まで、大切に読ませていただきます。

  • 20120516

  • 先月はアレンジ依頼も多く、僅かな時間を利用して約1ヵ月かけて読み終えた夏目漱石の”こころ”。読書感想文の題材として多く取り上げられているばかりではなく、多くの教材としても取り上げられている。

    どの部分をとっても、どの切り口から見ても切ってもメタファーの宝庫だ。

    内容は主人公”私”の目から見た”先生”、その係わりから、後半は”先生”から”私”に宛てられた長文の遺書となる。

    先生の心の葛藤を想像するよりも、人間の隠された部分の心根・人間関係を推察すると、また違った見方が出来るかもしれない様に思えた。

    実は、この本は先日読み終えた 「悩む力」(姜尚中)から続いて読了したものである。氏(姜尚中)は脱亜入欧に突入する明治時代、個人主義・自由主義・合理主義から発生する矛盾を逸早く察知した夏目漱石の炯眼に注目している。

    私自身、この本は2度3度読み返すことで、また違った見方が出来るのではないかと思う、まず1回目の読了後の感想と言えば、先程も言ったが、内容以前に言葉・センテンスの中に見え隠れするメタファーの宝庫に敬服してしまったというのが本音である。

    畢竟、読書初心者故、「まずは1回目読んでみました。」と言うところか。

    マイルスの音楽みたいなもの、最初は何をやっているのかはわからないが、聞き込んでいく、そして実践していくことで中身が解ってくると言う事。(笑)

  • 重いものを背負って生きていくのは大変なんでしょうが、あんまり簡単に死んでしまうのはいかがなものかと。
    話はそれますが、この時代はニートのことを「高等遊民」といったんですね。いい響きです。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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