こころにとどく歎異抄

著者 :
  • 武蔵野大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903281346

作品紹介・あらすじ

「親鸞の言葉そのものを、読者に届くように語ることはできないものか…?」
小説家であり、武蔵野大学の教授である著者が、可能な限りわかりやすい言葉で解説した「超口語訳版の歎異抄」。日本の仏教がよくわかる「仏教の歴史」付き。

感想・レビュー・書評

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  • 無人島に一冊持っていくならこの本、といってよく話題になる歎異抄。大昔読んだ気がするが、どんなことが書いてあったのか気になり読んでみた。

    三田さんによる意訳はとても読みやすい。そして、あれこれ浅はかな人間の計らいを捨てて阿弥陀さまの本願を信じて念仏を唱えよ、という親鸞の教えもシンプルでわかりやすいと思う。

    しかしなぜ阿弥陀様の本願を信じられるのかが全くわからなかった。そこは理屈ではないようである。信じるものは救われる、といったところか。このあたりついていけずもやもやするばかりで半分くらいで挫折。

  • 親鸞の言葉を書き留めた唯円の書。本願とは、悪人性機説、本願ばかり、それに歎異抄を超えて仏教の歴史と日本史と、いろいろ学ぶところが多い。

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著者プロフィール

(みた・まさひろ)小説家、武蔵野大学名誉教授。1948年生まれ。1977年、「僕って何」で芥川賞受賞。主な作品に、『いちご同盟』、『釈迦と維摩 小説維摩経』『桓武天皇 平安の覇王』、『空海』、『日蓮』、『[新釈]罪と罰 スヴィドリガイロフの死』、『[新釈]白痴 書かれざる物語』、『[新釈]悪霊 神の姿をした人』、『親鸞』、『尼将軍』、『天海』などがある。日本文藝家協会副理事長、日本文藝著作権センター事務局長も務める。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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