音を大きくする本 (Stylenote Nowbooks3)

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  • スタイルノート
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903238067

作品紹介・あらすじ

本書をすべてマスターすれば、“音が小さいなぁ”と悩むことはもうなくなります。音楽制作の過程で音を大きくしたいと思うことはよくあるもの。そのためには、コンプレッサーやイコライザー、リミッター等を使います。それらは単独で使うより複合的に使った方が音圧が上がります。ソースが“2mix”か“バラ録”かによっても変わってきます。本書は、そのケースごとに音圧の上げ方を指南。迫力あるサウンドを作り上げることができます。

 そうしたテクニックを本書では相撲の番付に見立てて説明しました。2mixをソースとした“小結級”や“関脇級”でも音圧は上がりますが、市販CDほどには上がらないでしょう。高い音圧を得るにはさらに“大関級”のテクニックが必要です。“横綱級”まで行けば十分な音圧を得ることができます。各レベルのスキルを十分マスターして最終的に横綱級の十分な音圧を楽しんでください。

感想・レビュー・書評

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  • 自作の音をもっと大きくしたいと悩む人に!
    音圧を上げるカラクリと方法を紐解いた定番書
    ボリュームをアップするだけでは、綺麗で
    大きな音にはならない。
    ノイズや歪みのない大きな音を作る
    テクニックをレベル別に解説。

  • 自分で音声や楽曲を制作すると、なぜか音圧が上がらず、特に大きな会場では見劣りする。

    この本はそのような現象を解説し、コンプレッサーやリミッターを使っていかに音圧を上げるかを解説した本。普通コンプレッサーをかけ過ぎると歪むもので、その辺りも解説してあって良い。

  • EQは大胆にという最近の考えが裏付けされた。さらにはチャンネルごとのEQ→コンプ→リミッター→EQ→リミッターなどの重ね手法は勉強になった。些かボリューム不足なのと致命的に誤字やスペルミスが多いのが難点。

  • サクッと読めて説明がわかりやすい。
    しかし専門用語や略称が説明なく出てくるので、ある程度知識がある人向け。

  • 原雅明氏推奨本。

  • 音圧を上げる、ということに関して、あまり深く考えずに効果を上げる方法が載ってます。
    良いところは、音で判断し、歪んだり不自然に聞こえる手前でやめとこう、と繰り返し書いてあること。
    惜しいのは、コンプ、リミッターの原理が詳しく書いてないこと。ここがブラックボックスのままでは、内容の理解に困る読者も多いのでは? あと、Vintage Warmerを多用してあるが、これはもう、ほんとにブラックボックス状態。挿してDriveを上げればOK、みたいな記述は、かなり残念。
    ともあれ、GarageBandでもいいから、何らかのDAWを持っていて、出来上がった音源の音が何か小さいぞ、元気がないぞ、と思ってる人にはおすすめです。

  • テーマを「音を大きくする。音圧を上げる」ということに絞っているので読み易く理解し易いです。
    B6 サイズで109ページ。値段 1200円は高く感じるかもしれませんが、内容はかなり具体的で実践的です。

    2012-2/5 現在はサンプル曲で 2mix に対して小結級・関脇級を試してみました。
    自然さを損なうことなくかなり音を大きくすることが出来ました。
    引続き自分の曲に試してみて、更にバラ録に対して横綱級までを試してみたいと思います♬

  • 音圧厨のための安易な本と誤解しそうなタイトルだけど。
    帯域的、空間的に分離の良いミックスをするための最初の一冊、くらい言っても良い気がします。EQ、コンプ、リミッターに焦点を絞った実践的なミキシング、マスタリング本です。
    もちろん書いてあることをマスターすれば、アホみたいに音圧あげる事も可能なので、そういう事がしたい人もどうぞ。

  • DAWによるDTMにおいて、
    音圧を上げる方法について説明している書籍。

    自分はDTM初心者で、
    音圧に関する知識も、問題意識も持っていませんでしたが、
    DAWの操作を学ぶ上で大変お勉強になりました。

    ○良い所
    ・実際にサンプル曲を加工しながら学べる
    ・EQ、コンプレッサー、リミッターなどの基礎知識を得られる
    ・この知識を元に自作曲をミキシングすれば音が大きくなるかも?

    △注意点
    ・耳性能が低いとサンプル曲のビフォアアフターに差が感じられない
     (私のことです)
    ・自分の使用しているDAWに当てはめて考える必要がある
     (逆にこれでDAWの操作方法を学べるわけですが)
    ・市販のマスタリングソフトを使用する部分がある
     (本書ではVintage Warmerを使用)

    そんなわけで音圧の違いが解らない男の私ですが、
    一般的なミキシング作業の知識と、
    実習を通じて得たDAW操作の知識は大変ためになりました。

  • ミックスやマスタリングを自分でする人は、音圧の事で一度は悩む事があると思うのでそんな人のための一冊。
    コンプ、リミッター、イコライザーを使った説明が主。
    画像もついているのでけっこうわかりやすい。
    Vintage Warmer を多用していた気がするけど持っていないので
    ピンとこない部分もある。

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著者プロフィール

国立音楽大学作曲科卒。尚美学園短期大学講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト研究員等を経て、現在、東海大学非常勤講師、八王子音楽院講師、国立音楽院講師。多くのテレビ番組のタイトル曲やCM曲を作るほか、オフィスビルや商業施設などの環境音楽、航空機内環境音楽等を作曲している。また、多くの作品集も出している。

「2021年 『新・音を大きくする本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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