ちいさいいすのはなし (ハッピーオウル社のおはなしのほん)

著者 :
  • ハッピーオウル社
4.11
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本棚登録 : 215
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902528169

作品紹介・あらすじ

ちいさいいすは、おとこのことなかよしでした。おやつをたべるときもいっしょ、えほんをみるときもいっしょ。たのしいときはいっしょにわらい、しかられたときはなぐさめてあげて。でも、あるひ、おとこのこはいったのです。「おかあさん、このいす、いらないよ。もうすわれないもん」。

感想・レビュー・書評

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  • 大切にされた物には巡り巡ってまた会えるのかな。
    今の物って使い捨てみたいな物が多いから、ずっと使い続けられる物に憧れもある。
    でも高いんだよなー。。

  • 〝ボクは、椅子です。小さい子供用の椅子です。 材木のボクを椅子にしてくれたのは、家具づくりのお爺さんでした「小さい子どもと 仲よくしてくれよ」お爺さんは、そう言って、皺だらけの手でボクを撫でました〟・・小さい椅子は、男の子と仲良しでした。おやつを食べる時も一緒、絵本を見る時も一緒。楽しい時は一緒に笑い、叱られた時は慰めてあげて。でも、ある日、男の子は言ったのです「お母さん、この椅子、いらないよ。もう座れないもん」・・児童文学作家<竹下文子>さん作<鈴木まもる>さん絵による、心温まる小さな椅子の物語。

  • 言葉が心底やさしくて、穏やかです。

  • 森に座るシーンで風の音や森の音を感じた

  • 図書館本。次女に借りてきた本を長女がもれなく読むシリーズ。職人の作った椅子が長旅を経て元の持ち主に戻ってきます。

  • こどもにかりたが長いので。こどもにもおきにいりのちいさないすがある。このいすにすわれなくなったら、どうつきあっていくのかなぁ。

  • 良かった

  • いつかはその役目を終える物の、その結末というか落としどころは難しいなぁと思う。
    想定する読者の年齢にも、よりますね。

  • 「なまえのないねこ」と同じ作者ということで手にとってみた。かなり好み。
    2年生の読み聞かせで「前に読んだ”なまえのないねこ”は憶えてる?」と聞いたら、「憶えてる」という嬉しい声。
    矢野絢子の「ニーナ」を思い出した。

  • こういうお話、大好きです♪偶然だけど やはり必然!!

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著者プロフィール

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『しゃっくりくーちゃん』『ねえだっこして』『にげろ! どろねこちゃん』『なんでもモッテルさん』などがある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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