<目次>
はじめに 「海の論理」
序章 漂流の背景
第1章 無人島漂着編
第2章 異国漂着編
<内容>
江戸時代の遭難譚は、大黒屋光太夫の話やジョン万次郎、ジョセフ彦(浜田彦蔵)が有名だが、それ以外にも多くの命が海の藻屑と消えた。この本は、江戸時代の文献に直接あたり、その分を引用しつつ、7つの話をまとめている。現代語訳せずに、長々と引用が続くためとても読みにくい(著者はそれが意図なので、まったく気にしていない)。私の知っている「無人島長平」以外に、尾張藩の重吉の話などは、なかなか涙ものなのだが、如何せん入っていけない。
逗子市立図書館