CD2枚付[完全保存版]オバマ大統領演説

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902091656

作品紹介・あらすじ

●オバマ大統領就任演説を完全収録! 対訳・解説付き●
CD2枚(70分、62分)にオバマ大統領の就任演説をはじめとする5本のスピーチを完全収録し、さらにリンカーン、ルーズベルト、ケネディ、そしてキング牧師の歴史的演説4本を加えた完全保存版。書籍には英文、対訳、語注と各スピーチの背景解説を掲載。巻頭カラー口絵、巻末インデックス付き。

感想・レビュー・書評

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  • オバマ大統領の次の有名な演説が全文収録されています。
    ・大統領就任演説
    ・経済対策演説
    ・勝利宣言 at Grant Park in Chicago
    ・2004年民主党大会Keynote Address "Audictiy of Hope"
    ・ベルリン演説

    さらには、次の過去の名演説も追加した2枚組みCD付きブック。お得感があります。

    ・リンカーン ゲティスバーグ演説 (ナレータ)
    ・ルーズベルト大統領就任演説
    ・ケネディ大統領就任演説
    ・キング牧師 "I Have a Dream"

    ---
    過去の演説も合わせて聞くと、"All men are created equal"が、リンカーン、マーチン・ルーサ・キングJr.、バラク・オバマ、と同じフレーズがアメリカ建国の信条として綿々と使い続けられているのも分かりました。キング牧師の"I Have a Dream"は文章として読んだことはありましたが、初めて聞くとまるで歌っているようで、ぐっと印象も違ってきます。母国語でないにせよ、人の肉声って力があるな、と感じます。

    またこれら過去のリストに並べてもオバマ大統領の演説はうまいなと感じます。また英語的にも聞き取りやすいですね。

  • オバマ大統領が就任するまでのスピーチを収録。2004年民主党党大会演説、勝利演説、大統領就任演説などに加え、ケネディ大統領、キング牧師などのスピーチにも触れることができる。

    2009年に購入して10年、ようやく読破。質の高い英語に触れられた余韻に浸れた。平易な単語を使いつつ、言葉のチョイス、表現の豊かさで話を飽きさせないスピーチに感動した。

    個人的には韻を踏むテクニックが興味深い。オバマ大統領もスピーチのなかで、同じ単語で始まる文を並べる一幕がある。テンポよく韻を踏みことで徐々に話を盛り上げるこの手法、実はキング牧師の頃から脈々と受け継がれている伝統技法であることを今回知った。実生活で使う機会がいまいち思いつかないが、スピーチする機会があればぜひ試したい。

  • オバマ大統領の演説のほかにも、リンカーン、マーティン・ルーサーキングなど有名なスピーチを網羅している本プラスCD。

  • オバマ大統領の演説が、その英文とともに掲載されています。
    ほかに、キング牧師などの演説も収録されています。

    オバマ大統領演説の舞台裏や、背景事情などもコラム的に解説してあります。


    解りやすい英語で、大変勉強になりますし、演説やプレゼンのわかりやすさについて参考になる点も多いと思います。

  • 遅ればせながら、オバマ大統領演説集を聴きました。これまでも勝利宣言や就任演説などはYouTube等で聞いていたのですが、まとまったものを聴くのは初めてです。

    CD二枚にルーズベルト就任演説以外、省略することなく全文入っています。
    1.2009年1月 「オバマ大統領就任演説」(全文、肉声、18分35秒)
    2.2009年1月 「オバマ氏経済対策演説」アメリカ再生・再投資プラン(全文、肉声、17分07秒)
    3.2008年11月 「大統領選挙オバマ勝利宣言」(全文、肉声、17分13秒)
    4.2004年7月 「オバマ氏2004年民主党大会基調演説」(全文、肉声、17分00秒)
    5.2008年7月 「オバマ氏ベルリン演説」ひとつになる世界(全文、肉声、26分20秒)
    6.1863年11月 「リンカーン大統領ゲティスバーグ演説」(全文、吹替、2分24秒)
    7.1933年3月 「ルーズベルト大統領就任演説」(抜粋、肉声、2分18秒)
    8.1961年1月 「ケネディ大統領就任演説」(全文、肉声、15分05秒)
    9.1963年8月 「キング牧師“I Have a Dream”演説」(全文、肉声、16分30秒)

    好きな演説のタイプは、これまでヒラリークリントン派だったのですが、人気があるだけのことはあってオバマ大統領演説も良いですね。ヒラリークリントンは声の調子の強弱がはっきりしていて、盛り上げるているのが分かりやすく聴衆も乗りやすくて大好きです。一方オバマ大統領は意外に淡々としているところがあります。2004年民主党大会基調演説では熱のこもったスピーチをしていますが、特に就任演説ではそれほど盛り上がりません。もはや盛り上げる必要もないからなのか、出だしのI stand here today humbledという責任を負った謙虚な気持ちのあるものになっています。

    ただオバマ大統領には大統領選に出て戦っていること自体がすでに、アメリカンドリームやドラマを感じて、演説に人を惹きつける強い力があります。祖父はイギリス家庭の召使で、父親はケニアで育ったというのですから、はっきり言って良いところの出ではないんです。よくまぁ大統領になりましたよね。だからこそ彼が言うAll deserve a chance to pursue their full measure of happiness.も心震わせる説得力があります。沢山のマイノリティーが混在するアメリカを今一つにしようとする時、リーダーとなろうとしているものがメジャー側ではここまで感動できないです。

    本書はオバマ大統領の演説以外にも、ケネディ大統領とルーズベルト大統領の就任演説、キング牧師のI have a Dream演説も含まれていて、聞き比べることが出来ます。オバマ大統領の演説では、しばしばキーとなるフレーズを3回繰り返して盛り上がるリズムを作ります。勝利宣言の出だし、who still doubts..., who still wonders..., who still questions...など聴いてて気持ちが良いですね。これをもっと使っているのが、キング牧師演説です。I have a dream, Let freedom ring fromなどは10回近く繰り返されて、ちょっとしつこいですが、名フレーズに仕立て上げます。

    あまり政治内容に踏み込むのは意図していませんが、日本の首相にもリーダーシップを持って欲しいです。昔のドイツの例みたいに目指すべき方向の良し悪しはあると思うのですが、リーダーシップによってそれが明確に示されないと国民はどこを向いてよいのかわからないんですよね。Yes, we canの大合唱は、強いエネルギーが発生していて、群集心理が暴走しそうな恐ろしささえがあります。やはりこの社会は、使う側の人間と従う側の人間に分かれます。国民による政治とは言われますが、そうはいっても国民は使われる人です。道が示されてこそまとまって強い力を発揮できるというものです。「社員がそういうならそうしましょう」という社長じゃまずいのです。トップ自ら口下手って言うのはまずいのです。小泉元首相は強いリーダーシップがありましたよね。橋下徹大阪府知事はスピーチの上手さ、舛添要一さん、石原慎太郎都知事なんかはリーダーシップの点で優れていて好きなんですがどうでしょうか。

  • 英語の勉強用

  • リンカーン(ナレーター)、ケネディ(肉声)、キング牧師(肉声)の就任演説も入っていてお得☆

    オバマさんは、その場で求められている姿に敏感に対応して、声の波調を様々に変えている。
    当たり前なんだけど、自分にここまでの変化が出来るかどうか、自分と重ね合わせて聴いてみてください。

    就任演説の直前、登場した時の緊張した孤独な表情に打たれた人、多かったんじゃないでしょうか。
    そういう「この人はわかってるんだな」って思える等身大な姿が、オバマさんの魅力だと思う。

  • 最近話題のこの人。この人の演説はすごい良いです。
    是非一度全文を英語で聞いてみてください。
    にしても、この演説文を20代の人が執筆しただなんて、すごすぎ。

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