- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901638494
作品紹介・あらすじ
チャンピオンは異常性を持っている。負ける人は負ける理由を持っている。練習はやればやるほど強くなるものではない。全日本卓球選手権大会で史上タイの8度目の優勝を飾った王者・水谷隼はなぜこれほど強いのか。その理由がわかる。
感想・レビュー・書評
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これは凄い本でした。
よく見ると卓球専門誌の本でした。
そして私は卓球をやりません。
なので、直接参考になるものは何もありません。
それでも、
今まで読んだスポーツ選手の本の中で、
ダントツに刺激的でした。
バラエティ番組などで受ける印象とは
まるで違う印象。
ファンになりました。
指導者になられるんですかね?
今後も注目したいと思います。
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あとがきでも書いているように、水谷選手にとって「卓球がすべて。卓球に命を懸けている」のだ。
さらに、スポーツの世界では、負ける人は無駄な練習をしていると書いている。無駄な練習とは練習時間が長いとか、気持ちの良い練習だという。頑張ったというだけではそれは無駄な練習なのだ。
ようは生き方の問題になってくる。何が何でもというやり遂げるという意思が大事。スポーツは楽しむためにやっているというのでは上達しないということか。 -
ミスして謝るな。死んだボールを打つな。とかストイック。
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この本をどう評価していいのかわからない。
ただ、一流選手や、一代で事業を成すような実業家と自分は、そもそも違う人間なのだと思う一般人(つまりたいていの人)は読むと背筋がぴっと伸びるのではなかろうか。読んで欲しい。
「一見ワガママに見えるかもしれないが、自分に取って必要なトレーニングをコーチに主張する」ということを卓球王者の著者は書く。それを読んで、素人の私は思う「えっ。そういうのを穏当に上手いこと伝える方法を知りたいよ」って。小心者だ。けれども、欲しいものを欲しいと言うこと、最短距離で目標に近づこうとする姿勢。それ自体が人を強くさせるのだろうと思う。
それを知ったからと言って私が変わる訳では無いし、簡単に変わろうとして変われるものでもない。けれども、こういう人がトップランナーとして走り、本として思想を伝えてくれると言うことはものすごい貴重なんじゃ無いかと思う。 -
先日、全日本選手権でV9を達成した水谷隼の思考法。
負ける人の思考法と勝者のメンタリティーは何が違うかと言えば「異常性」と言う言葉で書かれているが、どれだけ徹底できるかなのだろう。
群れない孤高の選手のように見られるが、卓球にすべてを捧げた結果そのように見えるだけである。
練習では上手いのに試合では勝てないで悩む人には、何かを変えるきっかけになるヒントが詰まっています。
水谷隼のような高い意識をもった国内選手が複数登場すれば、団体で中国に勝てる日が来るかもしれないが、それには協会など組織全体の本気度が今まで以上に求められる。
世界の最前線で戦っている著者の放つ言葉ひとつひとつから感じ取れます。 -
ついにオリンピックのメダルまで取りましたね。
水谷隼の卓球に対する考え方の一端が読める本です。試合や練習に対する考え方が、卓球に限らず参考になることが多い本ですね。 -
良書
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半端ないやる気を引き出してくる。
卓球には猛烈興味ないけど、このタイトルが目に入り、手を取る。
このストイックさ、いいです。
異常性への賛美。これもいい。 -
4-1, 7-4の重要性