可能なるアナキズム──マルセル・モースと贈与のモラル

著者 :
  • インスクリプト
4.40
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900997776

作品紹介・あらすじ

権力なき共生はいかに可能か。マルセル・モースに端を発し、ポランニーを経由して、柄谷行人の交換様式論にいたる流れを追い、マルクス、ワルラスらの理論的探求、グレーバー、J・C・スコットらの実践的展望を援用しつつ、贈与のモラルを内包した交換様式の実現に来たるべき社会の構成原理を見出す。モースをアナキズムの文脈へと置きなおし、『贈与論』のアクチュアルな可能性を明らかにして変革への道筋を描き出す、渾身の書下し。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 309.7||Ya

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1956年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。パリ第8大学第三期博士(フランス文学および比較文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に『可能なるアナキズム…マルセル・モースと贈与のモラル』(インスクリプト 2020)、『三点確保…ロマン主義とナショナリズム』(新曜社 2001)他

「2021年 『談 no.120』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田広昭の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×