開局70周年記念 TBSラジオ公式読本

著者 :
  • リトル・モア
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本棚登録 : 413
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898155516

作品紹介・あらすじ

じっくり、しつこく、しかも音だけで。
「ファスト」全盛時代という逆境の中で、
TBSラジオはなぜ元気なのか?

超ロングインタビュー・豪華寄稿・対談・興味津々現場レポート・永六輔さんについて・年表・タイムテーブルまで!
多量記事で多角的に、「TBSラジオ」を物語る。

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[目次より]
◎ パーソナリティ・インタビュー〈聞き手・構成=武田砂鉄〉
生島ヒロシ
森本毅郎+遠藤泰子
ジェーン・スー
赤江珠緒
荻上チキ
宇多丸
大沢悠里
爆笑問題

◎ 現場レポート「TBSラジオの番組が放送されるまで」
 
◎ 伊集院光、ラジオについて答えます
◎ TBSラジオ70年の歩み
◎ 「ミュージックプレゼント」毒蝮三太夫インタビュー
◎ 「永六輔さんについて」長峰由紀・外山惠理 対談
◎ 久米宏 寄稿「遊びの大学」
◎ あの人のTBSラジオ
石川顯、松下賢次、林正浩、コサキン(小堺一機・関根勤)、岸谷五朗、渡辺真理、荒川強啓、麻木久仁子、松本ともこ、小西克哉、山里亮太、ハライチ

◎ 対談 神田伯山・武田砂鉄
〈「ファスト」流行の中で、「ダラダラ」について考える。〉
◎ TBSラジオタイムテーブル
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読めば、聴こえてくる。
ラジオ好き無条件必読。ラジオ入門にも最適の1冊!

感想・レビュー・書評

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  • 武田砂鉄によるTBSラジオ人気番組のパーソナリティーたちへのインタビュー集。
    ラジオは好きだが習慣的に聴くようになったのはradiko以降。
    勤務中でもラジオが聴ける仕事に就いている幸福をあらためてかみしめる。
    本書でとりあげられているが聴いたことがなかった番組はradikoで聴いてみた。
    短尺な「まとめ」が求められる時代だからこそ、ラジオという不完全なメディアの価値と希望がある。

  • よく聴く局のラジオ本。ずっと読みたかったが本日書店店頭にてゲット。伊集院とラジオとの終了前に読めてよかった。みんなラジオが好きで真摯に仕事しているのが嬉しい。とにかく変わらないでほしい局。あと安住アナのインタビューも読みたい。

  • かなりのボリューム。やはり赤江の珠ちゃんのインタビューが面白かった。帯のパーソナリティーが主だから、第二弾もやってほしい。東京Pod許可局のお三人や、安住アナたちの声も聞きたい。

  • 今は亡き母方の祖母の台所から流れていたラジオを一緒に聞いていたのは、20数年前。予備校のの帰りの父親と2人の車の中、なんだか気恥ずかしくて、寝たふりをしながらラジオを聴いていたのは、10数年前。
    そして家族が増え、運転をするようになったことがきっかけでまた聞き始めたラジオ。じわじわと、人生3回目のラジオ大好き期に突入。

    祖母が聞いていたラジオからは「お~さわゆうりの ゆうゆうわいど」が、父の車のラジオからは、「アクセス!」が聞こえていたのが、ぼわっと甦る。ビギナーズラックで、初めて投稿したメールが採用されたのは、「たまむすび」。

    全部、TBSやん。

  • 個人的にTBSラジオは結構、好きで良く聞いているのですが、そのTBSラジオが開局70周年を迎えたため、武田砂鉄さんがインタビュアーになって、各パーソナリティやアナウンサーに現在の番組の事や歴史を聞く、という形式の本ですね。

    番組を聴いたことがある縁があるパーソナリティから、一度も番組を聴いたことがないパーソナリティまでいますが、パーソナリティが独特でありバラエティに富んでいてとても楽しかったです。

    特にインタビュアーの武田砂鉄さんが、インタビューをする前の下調べを入念にしてある様子がとても好感が持てて良かったです。

    あと、出来れば、TBSアナウンサーへインタビューをもっと増やしてもらえると良かったですね。

    堀井さんや安住さんの話も読みたかったですし、アトロクの5人(熊崎さん、宇垣さん、日々さん、宇内さん、山本さん)のインタビューがあったら個人的には最高でしたね。

  • 長年ラジオが、特に20年近くTBSラジオが生活の一部に溶け込んでいたので、ちょっと懐かしめの話がでてくると「ふふっ」となったりして最後まで面白く読みました。

    ここ最近はなんとなくTBSから少しずつ離れて関東の他局やradikoプレミアムで全国の番組を楽しむようになったけど、生島ヒロシさんがインタビュー終盤で語っていた
    「とにかくリスナーサイドに立った情報の送り方を意識してほしいと思います」
    「『リスナーはどういうものを求めているか』という研究をやったらいいんじゃないかと思います」
    という言葉に大きく頷きました。

  • 森本毅郎さんと遠藤泰子さんのお話がとても興味深かった。大沢悠里さんの言葉は日々の暮らしにも通じるものがある。

  • どのインタビューも面白くて、読んだ後には力が湧く!!これはもうちょっとした伝記と言ってもいいんじゃないかな…

    砂鉄さんのインタビューはどれも最高

  • ラジオを長く続けてこられた大沢悠里さん、森本毅郎さん、遠藤泰子さんの話は大変勉強になりました。子どもの頃から森本毅郎スタンバイを聞いていました。遠藤さんはあまり話さないなぁと思っていましたが、遠藤さんなしでは森本毅郎スタンバイは成立しなかったのだと今さらながら気づきました。
    30年以上ラジオ番組を続けてこられた大沢悠里さん。ラジオリスナーを想像して話しているのをいつも感じていました。
    この本を読んでさらにラジオが好きになりました。
    聞いてください!って言って聞いてもらうのではなく「今日もやってるな」っていうのがラジオ、まさにその通りです。朝も昼も夜もいつでもやっていてくれる安心感がラジオにはあります。

  • なんとも分厚い本。やっと読み終わりました。
    自分はラジオが大好きで中学生の頃から
    マイクに向かって話をしている方たちに憧れていました。
    さまざまな番組のパーソナリティがこういうことを考えてマイクに向かってたんだな、こんなことを大切にして話してたんだなとたくさんの気づきが得られました。
    自分が素直に感じたこと、不思議に思ったことを手放さないで受け止めること、嘘がつけないメディアであること。
    やっぱり自分はラジオが好きです。

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著者プロフィール

1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。近年ではラジオパーソナリティーも務める。
『紋切型社会――言葉で固まる現代社会を解きほぐす』(朝日出版社)で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞などを受賞。他の著書に『日本の気配』(晶文社、のちにちくま文庫)、『マチズモを削り取れ』(集英社)などがある。

「2022年 『べつに怒ってない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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