- Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898154809
作品紹介・あらすじ
この物体はなんなのか――
バイト先の居酒屋で、テーブルを片付けているときに見つけた、箸袋で折られた面白いカタチ。
「ごちそうさま」が込められた小さなカタチ=“チップ” のようだと気になって……。
以来、蒐集家・辰巳雄基さんは、1年半をかけて47都道府県をまわり、
“いろんなカタチに折られた箸袋”を集めるべく、協力店をさがして歩いた。
全国の料理屋、食堂、居酒屋、すし屋、ラーメン屋、喫茶店、カフェで、
“誰かが折った”箸袋の造作物。
集めに集めたその数、なんと13,000点!
箸置き/空のなかま/海のなかま/陸のなかま/舟/飛行機/星/人/リボン・ネクタイ/
アクセサリー/鶴と亀/扇/花/ハートなどのジャンルに分けて厳選の700点超を一挙紹介!!
「手なぐさみに日本人の無意識が読みとれる。」――山口信博(折形デザイン研究所)帯コメントより
※一部作品の折り方例も収録
感想・レビュー・書評
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作り方の本ではなく、あくまでも一般人が作るともなく作った力の抜けた作品集であるところがよい。居酒屋の片隅で飲んで喋ってしながらおっちゃんが手慰みに作ったような作品がキュートでたまらない。
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トカクで取り扱っている本の紹介。
ジャパニーズチップという呼称は辰巳さんの造語であるわけなんだけど、なるほど、たしかに箸袋でつくった造形物に揃った名前があるわけではない。
わたしはこの本でいうところの「結び」の形しかつくったことがないが、
おどろくほどたくさんの型がある。
折り方調べてみよう。
もしかしたらご飯をまつあいだのよい手慰みになるかもしれない
5ページ目引用
『この本に収録したジャパニーズ・チップは、二〇一六年四月から二〇一七年八 月まで約年半かけて集めたものです。 北海道から沖縄まで、全国四十七都道府 県を軽自動車で巡り、飲食店の皆様にご協力をいただきました。
想像をはるかに超えたさまざまな形が万三千点以上集まり、一人で見ている のはもったいなくなったので、その中からほんの一部をご紹介します。』 -
お店で思わずやっている箸袋での折り紙。日本全国のお店に協力してもらった膨大な作品の数々。楽しい。
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箸袋の柄とオリジナルのカタチが相まって楽しい作品集になっている。楽しい一辺倒の内容なのだけど、作品を集めるのには、お店に理解を得られず、つらい思いをしたこともあった模様。
どんな人が、どんな状況で折ってたのか考えると楽しい。 -
居酒屋のテーブルに残された小さなカタチたち
動物、鳥、魚、星、人、飛行機、花、ハート...
それは箸袋で折られた“ありがとうのしるし”=“ジャパニーズ・チップ”だった
著者が約1年半かけて日本全国47都道府県をめぐり、集めた“チップ”は1万3千点以上
その中から厳選した700点超を分類、紹介したトンデモオモシロ本
紹介されている折り方でエビフライを試したくなること必定
箸袋による超絶技巧を目にすることのできる展覧会も全国で続々開催中