衣裳術

著者 :
  • リトル・モア
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本棚登録 : 192
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898152331

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本
    勉強のため

    身体をよく観察してかつ人間を面白いと思っている人が魅力的な衣装を作れる。
    「ここまで深読みしていいんだ」とまた思ってしまったけどこういう許され感を早く辞めたい、創作で他人の理解力を忖度するな言い訳にするな〜〜
    北村さんは男性の色気に対する自分の惹きつけられ方をよく観察している…。作るものは自分の中からしか、自分の経験からしか生まれない〜マジで生半可なことしてる暇ない

  • 2015/10/2

  • 惚れた!
    もっとこの人の事を知りたいし、あってみたい!
    アートとはなにかを失った時に、支えになるもの。
    そんなもののひとかけらになりたい。

  • 数々の映画の衣裳を手掛けた北村さんのエッセイ。実は、本を読むまでお名前を知らず・・・ 本は、何かでお勧めされていて、手に取りました。
    本の最初の方に、手掛けた衣装の写真がずらっと並んでいるので、私のようにこの本に出会った人も興味深く読めるように工夫されていました。
    プロ意識の高さが伝わってきました。こだわりをもつことは大事だと。

  • 前半が写真で後半が文章です。
    そんなに文章は多くないですが、
    スパッとした文体でかっこいいです。

    しかし自分の好きな映画の衣装ほとんど
    手掛けてらっしゃるのにはびっくり。

  • 自由で、力強い、背筋のピンと伸びた女性。『アカルイミライ』という映画で、北村道子さんを知ったのですが、北村さんの衣裳は、力強くて、鮮やかで、同時に儚さを感じます。そのルーツを本作で知ることができました。表紙は『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』という映画の衣裳なのですが、とにかくかっこいい。観る人をその世界に引き込む力があると思います。旅してみたい・・・!と思いました

  • 桜をきれいと思ったら
    ずっと見てなさい

  • こういう心構えの人と仕事をするのは
    相当な覚悟がないと渡り合えない。
    だからこそ、成し遂げたときは
    それはそれは素晴らしい世界が広がるのです。
    己の美意識に忠実であれ。
    肝に銘じました。

  • 「 役者は日常でゼロ、演技で十であれ 」

  • 安藤政信につられて読んだのですが、これがまー格好よかった!
    あ、安藤政信はもちろんなのですが、北村道子がめっちゃ男前だった。

    この人の言っていることには一本ぴんと芯が通っていて、
    それが強く、太く、しなやかなんだと思う。きれい。凛としてる。

    衣装の写真はどれも見ていてすごく楽しかった。
    あぁこういう考え方の人から、
    こんな素敵な衣裳が生まれてくるんだな、ってなんか感動した。
    だってその衣裳に包まれた人がみんな魅力的に見える。
    その人のために、その作品のために、生み出された服なんだとわかる。

    フェイクをリアルに見せるには、
    きちんと本物を使わなきゃいけないんだって。
    嘘だからって、作りものだからって、いい加減なものを使わない。
    手を抜かない。そういう風なことを言ってて印象的だった。

    うん、なんかもっと背筋を伸ばして生きたいと思った。

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著者プロフィール

1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。映画衣裳のデビューは85年、『それから』(森田芳光監督)。07年に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞した。その他の映画衣裳に『双生児-GEMINI-』(99)『殺し屋1』(01)『アカルイミライ』(02)『メゾン・ド・ヒミコ』(05)など多数。著書に『Tribe』(朝日出版社)『COCUE』(コキュ)『衣裳術』シリーズ(リトルモア)などがある。

「2022年 『衣裳術3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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