- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896374476
感想・レビュー・書評
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おばけが出てくるけど、かわいい優しいお話で、3歳息子も楽しそうでした。
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おばけのケーキ屋さんへ
ある時女の子がやってきた。
笑わせてあげたくて
美味しいケーキを食べさせてあげる
・・・けど、女の子は
「お父さんと同じくらい」としか言ってくれない。
ながい、なが~い間、
美味しいといってほしくて女の子にケーキを作りつづけるおばけさん
女の子はいつも「お父さんと同じくらい」
それでも二人の関係はおしゃべりしたりいつの間にか
とってもいい関係。
永遠につづくと思っていたら・・・・。
途中もしかしたら・・・と思いましたが、
やっぱり。
親は泣いちゃうよ。
泣けちゃう。
絵は幼児向けだけれど、このお話を本当に理解できるのかな。
大人向けなのかもしれません。 -
なんの前情報もなく読み始めた。
表紙をよく見たら伏線が‥
オールハッピーエンドではないけれど、
とても心を打たれる1冊である。 -
おばけのケーキ屋がいた。
おばけは人を驚かすものだけれど、おばけのケーキ屋はおいしいケーキを作ってそのおいしさで人をびっくりさせるのが好きだった。
あるとき、おばけではない不機嫌な女の子がお店にやってきた。
おばけのケーキ屋はおいしいケーキを食べさせて驚かそうとする。
ところが、ケーキを食べた女の子は驚かない。
おいしくないのかと聞いてみると「パパのケーキと同じくらいおいしい」と。
自分と同じくらいの実力を持ったケーキ屋がいるころに驚くおばけのケーキ屋。
とんでもないライバルが現れた、と。
そこで、おばけのケーキ屋は女の子に毎月ケーキを食べに来るように言う。
いつか女の子のパパ以上においしいケーキを作ってみせる、と言って。
そうして、女の子は毎週ケーキ屋にやってきた。
でも、いつも「パパのケーキと同じくらいおいしい」と言うだけだった。
そうして、気が付けば長い月日が経っていて、女の子は毎日来るようになっていた。
ある日やって来た女の子は、私は明日の朝丘の上で結婚式を挙げて遠い町に引っ越すことになったのでこのお店に来るのはこれで最後だと言う。
おばけは女の子が成長して大人になっていたことに気が付く。
おばけは徹夜をして朝までに今までの思い出を詰めた最高のケーキを作ってプレゼントしようとする。
朝日が昇るころにやっとケーキが完成する。
朝日が昇ってしまうとおばけの体は消えてしまうけれど、自分が消えてしまってもケーキを届けるのだ、と。
間に合え、と大急ぎで丘の上にケーキを届ける。
朝になり、丘の上にやってきた新郎新婦。
そこには大きなウェディングケーキとその近くには見慣れない蝶ネクタイが落ちていた。
花嫁はあのおばけがしていた蝶ネクタイだと気が付く。
パパがしていた蝶ネクタイと同じもの。
ケーキを食べて涙を流す花嫁。
花嫁はおばけのケーキを食べたときからあのおばけが小さいころに死んだパパだと分っていたのだった。
パパのケーキと同じくらいおいしい。
パパのケーキは世界一。
そうして、おばけのケーキ屋の明かりが点くことは二度とないのだった。
「webで人気」とあったので、どうせ感動ものだと思っていたけれど、意外にいい話だった。
パパと同じくらいおいしい、で女の子はこのお化けの娘なのだろう。
でも、女の子は白くて卵みたいな生物だけれどおばけではないみたいだし…どいうことだろう、と思っていたら…。
死んだお父さんだったとは…。
女の子が最初から気付いていたことろがちょっと泣ける。
絵がかわいい。 -
泣ける絵本。4年生の娘が読んでくれたから、尚更泣ける(かあさん)
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おと~
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おばけはケーキ屋さんとしての仕事をしていたのではないんですね。
心残りだった仕事をするためにケーキを作っていた。
全うすることができて良かったですね。 -
読み終わった後に、泣けてきます。
でも、自分も親だから、おばけさんの気持ち、わかるなあ。
子供はあまり感動もなく「ふーーん」で終わりでした。
大人向け絵本ですね。 -
いい話なだけ。