- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895903417
感想・レビュー・書評
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私は理学療法士として今年度で働きはじめて5年目となる。5年目ともなると仕事自体には「慣れ」が出てきてしまう時期で、自分自身でも怠惰とならないように気をつけて毎日を送っているつもりだ。
そんななか、自分を戒める意味でもこのタイトルの本を手にとった。
著者が障害を負い、病院を転々とすることとなるが、その各病院で受けてきた「医療」はとてもプロ意識の感じられないもののだったという。
私たちリハビリは、本来、患者様を良くしてなんぼの仕事であるが医療保険による安全地帯に守られており、その結果と責任の所在を甘くしてしまっている節がある。著者の言う通りである。
だからこそ、自分たち自身が目の前の患者様としっかりと向き合い、そのニーズに応えるべく日々技術と知識の研鑽に励まないといけないと感じた。
幸いだったのは、著者が最後に転院した病院で障害を受容し、次なるステップへと踏み出せたこと。
やはり前向きな言葉と医療者の情熱は患者様自身を帰る力があるのではないか、と思う。
疾患による限界とリハビリ医療による限界のはざまで非常に苦しい職業ではあるが、だからこそ自分自身の限界を超えて高めていかなくてはならない。 -
リハビリ職として読んでおくことを勧められたため購入。
作者は事故により四肢麻痺となり、絶望の中に落ちいった。本来ならば、リハビリが希望を与える存在でなければいけないが、不満に思うことが多かった。
この本を読んで、自分は患者様に本気になれていたか?ということを考えることができた。
患者様の性格や状態を考えて、希望に添えるリハビリを行えるように精進していこうと決意させてくれた本であった。 -
読書生活初めての本。患者様の心理を知ることができた。
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人の人生に関わる仕事ができているのか?もっと真剣に考えなければ。
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リハビリ職種だけでなく、患者さんにも読んでもらいたい!!
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障害の受容、患者の立場から見たセラピストや病棟、セラピストが提供できるもの、考えさせられる内容でした。
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読み始めてすぐにのめり込みました。同じような仕事をしているからなのか、患者側の気持ちが詳細に、しかも包み隠さず書かれており、複雑な気持ちになりました。読んですっきり感はないですが、考えさせられる本で、理解するのに時間がかかりそうです。
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理学療法士になる半月前に読んだ本。
理学療法士とは何か。患者はこう思ってリハビリを受けている。1つのイメージとして、今後PTとして仕事を行うための土台になった本。 -
障害受容といいうテーマで症例報告をした時に買って読んでみた本。
交通事故で頭部外傷、四肢麻痺となった方が書いた話。
セラピストとして考えなくてはならないこと、やらねばならないこと…
いろいろと考えさせられました。