導きの星 1 (ハルキ文庫 お 6-2 ヌーヴェルSFシリーズ)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 346
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569430

感想・レビュー・書評

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  • 読み逃していたシリーズ。意外と面白い。いろいろ伏線が出てきて今後の展開が楽しみ。天冥の試行版みたいな感じ。

  • 歴史介入もの
    企業の存在意義が可笑しい
    安定

  • 神の視点と力で他の惑星に関与していくのはどうなのかな~と思いつつ、そこを許容すればスワリスの成長を追っていくストーリーは楽しいです。

  • 地球文明より劣った文明状態の異星人に介入して正しい文明へと導こうとするお話です。その設定そのものがおかしな話だとは思うのですが、任務を負った少年が悪戦苦闘するさまが可笑しくもあり悲しくもあります。

  • あらすじのコピー、“ハートフルSF”に騙されてはいけない。
    スワリスみたく可愛い顔して中身はハードです。
    硬質ながら暖かい、そんな面白い妙味に溢れたシリーズ。
    “物語”とはかくあるべし。

  •  恒星間航行を実現した地球から、遅れた外惑星オセアノの文明を正しく導くべく派遣された「外文明観察官」の働きを描いた開発援助(?)ストーリー。……っていうと辣腕の観察官が活躍する話のようですが、この物語では狩猟採集段階の文明のただ中にシャトルを墜落させ、観察対象であるスワリスと期せずして接触してしまいます。
     こういう「遅れた文明への介入」では小さな差違が後々の歴史に大きな影響を及ぼすことが(物語の設定上)よくある話で、今回の主人公もご多分に漏れず、良かれと思った介入がだいたい裏目に出てしまいます。果たしてこの惑星(オセアノ)の文明はどのような道程を辿るのか、第2巻以降に期待したいところです。

     そして、小川一水作品全般に言えることですが、この作品においても「リス様の生物(スワリスなど)が築いた文明」がどのような形をとるか、その世界で生物がどのような住居に住み、何をめぐって争うかが細かく描かれています。そういうディテールが物語を下支えして、読み応えのあるものに仕上がっている、そんな印象も受けます。

  • 人間の進化に実は宇宙人が関わっていて神を演じていました。と言うSFはよくあるけど、人類が逆に他の星野進化を見守り育てるという逆パターンの話はあるようでなかったなぁ。今回の異星人は私のイメージでは肉食兎です。文明の進歩の節目節目でどう関わっていくのか、どう進んでいくのか面白いので次巻も楽しみです。

  • 小川一水が贈るハートフル・ファースト・コンタクト・SF。

    進化の果てに種の滅亡に向かう人類と、今まさに進化の始まりを得た「スワリス」のと物語がここに始まる・・・。

  • 『物語』の真髄ここにあり。

  • 導きの星〈1〉目覚めの大地
    人類の歴史をなぞって……?

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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