- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894566736
感想・レビュー・書評
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「ひとりぼっちがたまらなかったら」
私が忘れた歌を
だれかが思い出して歌うだろう
私が捨てたことばは
きっとだれかが生かして使うのだ
だから私は
いつまでもひとりではない
そう言いきかせながら
一日じゅう 沖のかもめを見ていた日もあった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
水妖記5の1
「猫が三匹死んだ 一匹は退屈で 一匹は溺れて 一匹は恋で」
という詩がお気に入り。
角川文庫 寺山修司少女詩集の方にはこの詩だけ載っていなかった。 -
生粋の詩人ではある。猫と恋がごっちゃになるやつ好き。伝わりやすい優しさに、人間の神髄を乗せ、誰に嫌われることない構成力は知性とセンスの深い作者のグッジョブ。
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読みやすかった。
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甘くて毒々しい夢のような寺山修司の世界。詩や小説を満喫できます。
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どうしてだか、この人の詩を読むと、胸が締め付けられる感じがします。
悲しい感情ではありません、寂しくもありません、なんともいえないきもちになります。
その感じをわたしはとても好いています。