宮沢賢治詩集 (ハルキ文庫 み 1-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563926

感想・レビュー・書評

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  • 夏の宮崎賢治さん祭り、最後の一冊。
    詩集とありますが後半に短歌と短編まで収録されているお得な一冊。
    賢治さんは本当にマルチな才能をお持ちですね。

    これはですね、出来れば寝台特急で開きたい一冊でした。(オリエント急行とまではいかなくても)
    部屋で読んでいるのも雄大な自然と昔の時代にトリップ出来て良いのですが、まったりとカタンコトンと鉄道が鳴らす音に揺られ、ここでは無い遠くへ連れて行かれながら読んでみたかったです。

    無性に新潟に住んでいる友人の所に遊びに行きたくなってしまいました。
    心が雄大な自然を求めている…。

    といった感じに、とてもゆったりとした時間を取り戻せる美しい言葉の数々ですので、古語に抵抗のない方は是非ともご一読下さい。

    昔は日本に入ってくる翻訳本てぶっ飛んでいるものが多いらしく、ロシアなのに日本の地名が出てきたりしたそうなのですが、賢治さんはその影響を受けてらっしゃるみたいでちょくちょく面白い造語が出てきます。
    この辺りの注釈が最後の方にまとめて書かれてあるのでその辺だけ見辛い点ではありました。
    私は詩の流れを止めたく無かったので、もう後で良いや、と最後にバーッと見ましたが。

    まだまだ作品はありますがこれにて賢治さんは一旦終了。

  • リルケの詩集を読んでいたら、なぜか賢治を読みたくなった
    言ってることは難しいんだけど、言葉が好き
    特に学生の頃に授業で読んだ『永訣の朝』が好き

  • なにもできなかった時に癒してくれた本。

  • 5月に、宮沢賢治記念館へ行きました。
    彼は天才です!彼の感性を読んでいきます。

    感じることばかりで・・少しづつ書き足します!

  • 春と修羅と、雨ニモマケズが好き。あと、なんと云はれても わたくしは 光る水玉 これ、このフレーズ、すてきだなあと。ああ…てなる。私が持ってるのもハルキ文庫ていうのだけど、カバーこんな絵だったけ?うろ覚えか…

  • ことばがきらきらとして星屑のように美しい。詩集というものには読みにくいものも多々あるが、賢治の詩集はすらすら読めた。当時、詩は苦手だと思っていたその気持ちをこの詩集が簡単に払拭してくれた。とても、好きだ。青森挽歌、小岩井農場、永訣の朝……。どれも、本当に美しいことばの海だ。

  • 「春と修羅 序」が読みたくて購入。
    雰囲気で感じて読んだけれど、難しい。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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