一流の達成力

  • フォレスト出版
3.82
  • (14)
  • (22)
  • (16)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 411
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894517448

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平さんが、高校1年性の時にも実践しているOW64(オープンウィンドウ64)メソッドの書き方、使い方が学べる本。
    目標を明確にして、そのために取り組むべき行動を言語化し、習慣になるまで行動を続けることで、目標に一歩ずつ近づける。
    真面目に、取り組めば夢の実現に近づくことができるメソッド。
    事例もいくつか掲載されており、とても参考になる。

  • 【感想】
    大学時、教職の授業でお世話になった原田先生の本。
    (正直教職自体に興味がなくなり、授業にも途中から行かなくなったが・・・)
    その時に仰っていた内容を思い出すキーワードも多かったなぁ。

    「理想の姿」を目指すにあたり、確かに目指すべき目標が明確かつ詳細でないと、何から手をつけていいか分からない。
    その点、OWシートや目標設定用紙は非常に有効なツールだと思う。見返しやすいし。
    ただ、このシート作成にとても時間がかかってしまう。
    OW64シートの中心である「目指す姿」そのものが見当たらない方も多いだろうからなぁ。

    とは言え、「原田メソッド」は非常に有効なツールなのは間違いない。
    人生のPDCA作成の為にも、まずはOW64シートの作成に取り掛かろう。
    あと、心のコップは常に上に向けておこう。

    まずはチャレンジだ!


    【内容まとめ】
    1.仕事がうまくいき、家族にも支えられ、自分自身の夢や目標も達成する。そして人生を楽しそうに生きている。
    これが理想の姿の1つ。

    2.自信をつけるためには日誌を書け!
    原田メソッドには、書いた目標に対して毎日振り返る「ルーティンチェック表」がある。

    3.「自分」に対する「有形の目標」と、「社会や他者」に対する「無形の目標」。
    人が最大のパフォーマンスを発揮するにはこの2つの目標が必要不可欠!
    有形…数字などを入れた具体的な目標。期日のある目標。目で見て分かる目標。
    無形…自分の周りにいる人たちへの気持ち。成功して得られる感情

    4.あるべき姿「BE」が生まれると、自ずと行動すべきものも見えてくる。

    5.結果を出せる人は、いつも「心のコップ」が上を向いていて、積極的、前向き、真面目、本気、ご機嫌な人。

    6.行動目標を習慣化させる3つのメソッド。OW64以外に3つある!
    ①原田式長期目的・目標設定用紙(セルフマネジメントシート)
    ②ルーティンチェック表
    ③日誌(ジャーナル)


    【引用】
    仕事がうまくいき、家族にも支えられ、自分自身の夢や目標も達成する。そして人生を楽しそうに生きている。
    理想の姿だが、そんな人は少数派…


    p10
    オープンウィンドウ64(以下OW64)を使えば、確実に達成力が高まります。


    p24
    ・原田隆史の理念
    「未来を切り拓く自立型人間と組織を育成し、社会と世界の幸せに貢献する。」

    ・砲丸投げで日本一になった生徒の話
    目標を「日本一になる」ということから、「親孝行をするために日本一になる」という目的に変えた。
    人が本当に力を発揮するのは、家族のためであったり、誰かのためであったり、社会のため国のため、世界のためである。

    自分を応援してくれる人を喜ばせるために、人は最高の結果を出せる!


    ・原田メソッドの大きな根幹
    自立した人間になること。
    得たい結果を鮮明に描きイメージすること。
    誰かや社会のために頑張れるような人間力を磨くこと。


    p38
    ・自信をつけるためには日誌を書け!
    原田メソッドには、書いた目標に対して毎日振り返る「ルーティンチェック表」がある。
    その日誌を書き続けるだけで、自分の自信を少しずつ高めることができる。

    日誌を書いて自分自身をその日1日の中で振り返り、「自分が何者か」を客観的に見る訓練をしていれば、自信が高まり同じミスもしなくなる。
    その日良かったことや悪かったことが感情とおもに記憶としてインプットされる。
    改めて自分自身を知ることが出来る。


    p48
    「自分」に対する「有形の目標」と、「社会や他者」に対する「無形の目標」。
    人が最大のパフォーマンスを発揮するにはこの2つの目標が必要不可欠!


    p52
    ・未来や目標の4観点
    1.私:有形
    2.社会・他者:無形
    3.私:無形
    4.社会・他者:有形

    有形…数字などを入れた具体的な目標。期日のある目標。目で見て分かる目標。

    無形…自分の周りにいる人たちへの気持ち。成功して得られる感情。

    自分自身と他者それぞれに、有形・無形の目標をハッキリとさせる。


    p80
    ・あるべき姿「BE」が生まれると、自ずと行動すべきものも見えてくる。
    「DO」や「HAVE」よりも「BE」が大切!!


    p88
    ・大谷選手のOW64
    「ドラフト1位指名を8球団から」という大きな目標
    そしてその目標達成のために必要な要素を周りの8マスに記入。
    →コントロール、キレ、球速160キロ、変化球、運、人間性、メンタル、体づくり


    p95
    1.シートの中心に1つ、「あなたが絶対になし得たい目標(テーマ)」を書きます。

    2.その真上から時計回りに、テーマを達成するために必要な要素(基礎思考)を8つ落とし込んでいきます。

    3.8つの「基礎思考」から、さらに8つの「実践思考」を書き出す。


    p108
    ・「心・技・体・生活」
    世の中には人の能力を高めるためのトレーニングが4つあります。
    心はメンタルトレーニング
    技はテクニカルトレーニング
    体はフィジカルトレーニング
    私生活はライフスキルトレーニング

    心技体+体、この4つをバランスよく高めていかないと、本当の意味での目標達成はあり得ない!


    p170
    ・「運を高める」ことは習慣化できる!
    運というものは、たまたまだけでなく、自ら引き寄せる事ができる!!
    パフォーマンスやマニュアルが同じでも、その人の思考に違いがあるため、結果は自ずと違ってくるもの。
    その人がどんな気持ちや心で接しているか、どんな感情で動いているかで大きく結果は変わってくる!!

    プラス思考orマイナス思考
    ポジティブorネガティヴ

    結果を出せる人は、いつも「心のコップ」が上を向いていて、積極的、前向き、真面目、本気、ご機嫌な人です。

    「実践思考」の中でプラス思考のトレーニングをルーティンに落とし込んで、感情を選択できる訓練をすること!
    訓練を重ねて行くうちに習慣になり、それが潜在意識の中に組み込まれ、結果として運が高まって行く!!


    p175
    ・行動目標を習慣化させる3つのメソッド
    OW64以外に3つある!

    1.原田式長期目的・目標設定用紙(セルフマネジメントシート)
    2.ルーティンチェック表
    3.日誌(ジャーナル)

    原田メソッドは、この4つがセットになっている!

  • 様々な人の様々な夢・目標について実際に作られたオープンウィンドウ64が例として多数掲載されている。実際に取り組む際のよい手本となる本。

    DOやHAVEで目標を考えるだけではなく、あるべき姿としてのBEを大切にしたい。ワクワク、ドキドキなどのポジティブなキーワードを参考に。

  • フォトリーディング&高速リーディング。

    熟読で読了。いままでの原田本では64マスの説明はなく、実行できない自分に嫌気がさした。本書はビジョンを行動に落とし込む64マスについての説明なので、実行できない原因が分った。何をどうするのかを自覚するのが64マス。そのための行動計画が、原田式予定表&日誌なのだと思えた。

    そのようなことから過去の日誌をあらためて見直すと、ビジョンも抽象的だし、行動計画も精神論的な物ばかりであったと反省。

    原田氏のいままでの著書を補完する良書。星四つ。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    26:応援してくれる人を喜ばせることで、人は大きな力を発揮する。原田メソッドは自立した人間をつくるための目標達成法。

    38:日誌を書くことは自分へのフィードバック。セルフエスティームもあげられる。

    52:夢や目標には4つの観点が必要。すなわち、私&社会の軸、有形&無形の軸。これを縦軸横軸とする四観点。

    75-76:人生(感情)を豊かにするのは読書。著者は研修で目標設定表を記入する際に「感情」を想像して書くように指導。受講者の読書量で書き込み量が如実に変わると発見。

    98-99:シートの中心の目標は具体的、再現可能なものにする。観念やどうにでも判断できるものでは、達成できたのかどうかの判断も曖昧になる。
    その周りの8マスには、真・技・体・生活の4要素を取り入れること。更にその8マスのさきは、実践的な行動目標を入れること。必然的に数字が入り込むことになる。

    120:ルーティーンチェック表は習慣の無意識化を狙ったもの。(これを私は精神修養のように使用していた)。身についた習慣はつぎつぎ表から下げ、次なる習慣化へと表を用いる。結果的に人間力が付き、精神修養が出来る仕組み。無意識化が目的で、実行したかしなかったかのチェックが目標ではない。

    132-133:グループで目標を立てる時に、64マスを付箋を遣って作り上げる方法がある。(これは楽しそう)。

    137-138:シートは空白のままでも良く、何度も書き直して良い。またいくつもの目標のために、いくつもシートを書くことも有効。それを眺めることによって自分の中で考えが発酵する。

    158:64マスを研修の復習のように、インプットのためのノートとしても使用できる。

    166:日付を入れることで行動が促せる。

    185:行動が自動化すれば、ルーティーンチェック表の役目も終わる。

    192:心づくりも原田メソッドの大きな役目。表を頻繁に眺めることで人間形成の自覚も得られる。

    198:勝利意識をつくる。「なんとしてもやり遂げる」という思い勝利意識。(キリストによる勝利をすでにえている者として、この感覚は聖書的であり、しっかりと持たなければならない感覚であると思った。)

  • 2017 
    原田教育研究所 https://harada-educate.jp/

    オープンウィンドウ64(OW64) は知っていたけれども~
    書けばいいってものではなかった
    きちんと書き方を知ることが大事だった

    まず、目標
    ①達成するために、どうこうどうすればいいのかが明確ではない
    ②目標を達成するのに適したツールがない
    ③目標が偏っている

    第一章 達成力を高めるために必要な「自信」
    第二章 達成力を高めるための「目標の考え方」
    第三章 OW64の「書き方&使い方」
    第四章 「事例」達成力を高めてくれる「知恵」
    第五章 達成力を高めるための「習慣」

    第一章
    夢や目標を持たなければならない時代の変化
    「人とのつながりや心の問題」
    自己肯定感、自己効力感の低下の回復

    自信を高める方法
    =日誌を書くこと=内省・振り返りを書きためること
    よいことを書き留めると自己効力感・エフィカシーが高まる→自己肯定感(セルフ・エスティーム)が高まる

    例)昔の日本の女性の冷静で落ち着いて、情報分析力が高かったのは、家計簿を書いていたことにあるのでは

    第二章
    目標の立て方
    ①自分自身に対する目に見える夢や目標
    ②他者や社会に対する目に見えない夢や目標

    ★有形:成績、順位、表彰、地位、役割、お金、人材、情報、時間など
    ★無形:感情、誇り、気持ち、意欲、態度、姿勢、性格、理想像、資質など

    ★社会。他者:親、親戚、兄弟姉妹、職場仲間、パートナー(配偶者)、子ども、友人、地域社会、国など

    ★私

    目標に必要な4つ観点の★

    4の観点のシナジー効果
    【私・有形】
    数字など入れた具体的な目標
    試験合格、優勝などの期日のある目標
    自分自身の地位(立場)など見てわかる目標

    【社会、他者・無形】
    自分の周りにいる人たちへの気持ち
    社会・地域などへの思い
    成功したときに得られる感情

    *根っこは同じになる

    目標の価値観は世界共通になる

    「Do」「Have」から「Be」の世界へ
    「私・有形」から目標を立てるより、「社会。他者・無形」から考えるとよい
    人格を磨くほうが人生の成功にとって最良の方法である
    土台は、心を磨く、社会貢献、人格を育てるために必要な目標 だから「BE」

    第三章
    マンダラは人間の心理、求めるもの、それを所有するに至る

    書き方
    その1 一番達成したい目標を中心に書く

    中心に「なしえたい目標」を夏季、真上から時計回りに、その中心の目標を達成するために必要な要素を8つ落とし込んでいく(基礎思考)
    8つそれぞれから、さらに8つ「実践思考」を生み出す

    その2 中心のテーマから「心・技・体・生活」の要素を8つに落とし込む
    8つの話=基礎思考
    そこに入れるのが「心・技・体・生活」

    心:メンタルの強さ、ポジティブ思考、感情コントロール、感謝の心など
    技:スキルの工場、キャリア、ノウハウ、自己分析、努力など
    体:体力づくり(トレーニングの基礎)、基礎、単調管理など
    生活:仕事をしていないときの過ごし方、家族との過ごし方、交友関係など

    8つのマスに「心・技・体・生活」をバランスよく落とし込む

    「心・技・体・生活」の中で重要なのは生活

    私生活が充実すると、仕事も充実するようになる

    その3 目標達成のために実践する
    具体的な行動目標を書く

    実践思考では、数字、期日など具体的な定量的目標に落とし込む=期日行動

    例)
    毎朝、5名と~する
    毎日、午後一番に~する

    「ルーティン行動」「習慣化」
    毎日、午後一番に~する

    3つめのポイント
    「あなたを助けてくれる人が喜ぶこと」

    書く時間は木にせず、具体的に書くことをめざす
    中心の9つは20分で
    ほかは5分

    書けなかったマスや空白はあなたの成長ポイント

    第四章
    人の書いたシートから目標達成力は高められる

    第五章
    「運を高める」ことは習慣化できる
    運を意図的に引き寄せている
    運は偶然ではない

    原田メソッド
    理想の一日をイメージしてスケジュール予測し記入すること
    明日の活動の中で大切で優先順位の高いものを「今日必ずやること」を5つ書き出すことから始まる

    仕事や活動が終了したら、日誌をもとに1日振り返る
    今日の佳かったことや気づいたこと

    やり直しできるなら、どうする?

    1タイムマネジメント能力を高める(前日に次の予定とエンドの時間を決める
    2イメージトレーニング(明日を予測し、成功のための準備をする)
    3仕事の選択と集中(重要な仕事を事前に選択し、エネルギーを集中させる)
    4自己分析(1日の活動を振り返り、○と×を分析し、気づきを得る)
    5自信を高める(自己効力感と自己肯定感を自分で書いて高める)
    6プラス思考の習慣づくり(失敗をもし、もう一度やり直せるなら?で考える)
    7成功の習慣づくり(結果につながる自分のパターンやルーティン行動を続ける)
    8ゴール達成のための気づきを得る(達成目標をしっかり意識し、焦点化すると新しいヒントが見えてくる)

    「心づくり」から自分の人生の軸に気づく
    1心を遣う~目標設定用紙、OW64で未来のイメージを鮮明に描く
    2心をきれいにする~盛装、奉仕活動、エコ活動、社会貢献活動をする
    3心を強くする~ルーティン行動を、特例をきめないで愚直に続ける
    4心を広くする~「ありがとう」「おかげさまです」という感謝の気持ちを持つ

    目標を達成する力とは「技術」である
    1目的と目標を明確に定めている
    2勝利意識
    3プラスの習慣を形成している
    4毎日思考する
    5「心・技・体・生活」のバランスが取れている

  • 何度も読んでいます!
    夢の叶え方についての具体的なメソッドが書かれてあって実用的でした!

    まだアウトプットできていないものもあるので、早く習慣化していきたいと思っています。

    この本に書いてある方法を試してみると、
    目標達成率が確実に上がりました。感謝です。

  • 大谷選手が高校時代に書いて夢を実現させた、オープンウィンドウ64についてが8割。
    この手の本はやってみないと意味がないよね。
    ちょっと時間をとってやってみよう。

    本当は、原田メソッドの、目標設定シートとか、ルーティンチェック表について詳しく知りたかったのだが、どうやらそれは別の本らしい。
    そっちも読んでみようと思う。

  • 私 有形 売上達成 給料 昇格
    社会他者無形 同僚イキイキ 家族
    私 無形 誇り ワクワク 自信
    社会他者 有形 会社売上 仲間のスキル

    大谷選手のow64がすごい
    無形の運も大切ゴミ
    そうじ態度読書応援されるプラス思考道具大切あいさつ

  • あの大谷翔平選手が実践し、
    夢を叶えた『目標達成ツール』を
    解説した1冊。
     
    『目標』を掲げて、日々成長とばかりに
    がむしゃらに前に進む。
     
    最初はそれでもいいかもしれません。
     
    しかし、同じことを繰り返していても
    目標に近づくどころか、
    途中でくじけて、諦めしてしまうでしょう。
     
    では、どうすれば『目標』を
    達成することができるのか?
     
    そのノウハウがこの1冊に凝縮されています。
     
    大谷選手が高校時代、
    『どうすれば8球団からドラフト1位指名されるか?』
    という目標を掲げ、それを実現してみせた方法。
     
    『原田メソッド』
    私もこれから実際にこれを実践しようと
    思います。
     
    果たして、本当に『目標』を達成できるのか?
     
    請うご期待!

  • 大谷翔平をはじめ、オープンウインドウ64の具体例を見る事ができ、その目的や効果がわかりやすい。4/20に新版が発売となった「目標達成ノート」をあわせて購入する事で、すぐに実践出来るところもよい。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

同志社大学免許資格課程センター・同志社大学大学院総合政策科学研究科教授。1982年、同志社大学工学部卒業。1984年、同志社大学大学院工学研究科修士課程修了後、1989年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は図書館情報学。主な著書・論文に、『図書館情報学を学ぶ人のために』(編著、世界思想社、2017年)、『情報倫理――ネット時代のソーシャル・リテラシー』(共著、技術評論社、2014年)など。

「2017年 『ゲームの面白さとは何だろうか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

原田隆史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×