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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894348561
作品紹介・あらすじ
すべての木は挫折した愛の化身だ…。『生の裏面』に続く邦訳第二弾。
感想・レビュー・書評
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兄の障がい、母の秘密、主人公のストーカーまがいの行為、家族内の様々な葛藤。暗いが結構派手な展開のストーリー。ラストに向けて、やや不自然というかご都合主義的に話が収束していく感じがしないでもない。ただ、最後までこちらの興味をつなぎとめて離さないし、読後感はしっかり純文学。現代韓国の一家族の寓話を通じて、「時間」「空間」「肉体」を超え出た「愛」の存在を語っている。最近読んだ本の中では、丸山健二の『水の家族』と印象が近かった。
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