友臼井吉見と古田晁と: 出版に情熱を燃やした生涯

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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893812902

感想・レビュー・書評

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  • 筑摩書房の歴史や創設の趣旨などについて調べたい、と思って読んだのですが、創設者の古田晁やその友人で編集者として力を尽くした臼井吉見の伝記的な物語が中心で(筆者の想像による記述も各所にあり)、史料として正確か、といわれるとやや疑問が残るというのが正直なところです。

    戦前・戦中期の出版業界の歴史や人間関係についての予備知識があればもっと理解が深まったのかもしれませんが、「あなたは誰?」というような人物が多数登場し、また筑摩書房の各叢書についての知識も持ち合わせていなかったため、内容を持て余してしまったような印象もあります。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒。1964年筑摩書房編集部入社。『人間として』『文芸展望』などの文芸関係図書の編集を担当。1997年同社代表取締役就任。1999年退社。1999年風濤社相談役就任。共立女子大学などの非常勤講師勤務を経て、2004年から2011年帰国まで、中国三省の大学、延辺大学・西南科技大学・蘇州大学で日本語教師として七年間教鞭を執る。2012年より清泉ラファエラ・アカデミアで戦後文学史を講義。著書に『黒衣の面目―編集の現場から』(風濤社)、『本とわたしと筑摩書房』(パロル舎)。


「2017年 『人間 吉村昭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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