- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893801692
感想・レビュー・書評
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いやしくも大会に出場しホールで芝居を上演しようとする演劇部であれば、部室に1冊、部員のレンタル用に1冊、顧問に1冊、合計3冊は必ず持っていていただきたい本と言えば大げさでしょうか。そのくらい役に立つ本だと思います。
芝居づくりの基本、稽古の進め方、照明や音響プランの作り方、大道具の作り方、ホールでのマナーや行動のしかたなど、もう百科辞典的な知識が、著者の豊富な経験を基に書かれています。
でも、そういう知識だけではなく、そこここにちりばめられている、著者の演劇に対する考え方、メンバーの怪我を心配し、他人のことに気を使い、せっかくの作品を大切にする、そういうものを大事にする気持ちがすばらしいと思います。それを感じるだけでも、この本を手元に置く価値はあると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台制作に向かう心とはどのようなものか、どこからどこまでが仕事なのか。各スタッフごとにそれを示してくれるまたとない教科書。
しかし残念なのは記述が古い。とくに音響・照明などの機材は古すぎて全く参考にならない。最新の技術に対応したもので書き直してくれることを切に願う。 -
学生劇団には 心づよい味方かも。丁寧に書かれてます。
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高校演劇関係者必読の書。
スタッフワークの進め方などがとにかくコンパクトにまとめられている。物の価格などは当時(1994年)のものなので、再確認が必要。 -
自分は関係ないか自分のやることではないとこっそり思ってる方
ー作家・出演者・制作の方ー
に強くお薦めします。 -
今度演劇をやることになった。もう20年くらい前の本になるが、高校演劇に携わる人間は一度は読むべき本と評されていて読んでみた。
……この内容は頭が下がる。多少古い機材(オープンリールのテープ!など)で紹介されているところもあるが、基本は今も十分通用する。
この本では、「相手(=劇場のスタッフ)はプロ、我々はあくまでも素人。危険人物扱いされてもしょうがない」「分からないことは何でもプロに聞け」「演劇の完成度は費やした稽古量に比例する」など、様々な格言が随所にちりばめられている。装丁もうまく、格言がページの下に大きく端的に書いてあったり、イラストが多かったりと、とかく見やすい。
ただ、多少校正が甘いところがあり脱字が何カ所かあった。しかし、そんなことどうでもいいほどすばらしい内容であった。 -
舞台も奥深い。
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舞台裏好きの私には
垂涎モノの1冊。 -
JAMにあり。