- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893096319
作品紹介・あらすじ
アイヌの少年と子グマは、少年のおかあさんのおっぱいをいっしょに飲んで育った乳兄弟。ふたりは本当の兄弟のようにいつもいっしょだった。ところがある夜、アイヌの最高の神とされるクマを天に帰す儀式〈イオマンテ〉を前に、子グマが姿を消してしまう。お互いを想い、8年の歳月を経て再会したふたりは・・・。
感想・レビュー・書評
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これもまたいい本だ。こころにジ~~~ンと来るお話だ。
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「あらしのよるに」シリーズは読んだけど、著者が旭山動物園で働いていたかたとは知らなかった。アイヌの少年とクマの交流のものがたり。
あとがきにもあるけど、部外者には理解しようと思ってもできない世界があるのだろう。クマの気持ちも実際のところ、分からないし。
違いが尊重できる社会だといいな。 -
神とは何なのか、動物と人とが共存するということはどういうことなのかを考えさせられる物語。
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子グマ、キムルン、村コタン、熊送りイオマンテ、長老エカシ、子グマと一緒に育った少年、次の年のイオマンテのクマに決まるとキムルンが立ち去ってしまう、何年か経ってキムルンを神の国に返すために旅に出る、キムルンも少年の手で神の国に返してほしくて立ち去ったのだとか
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美しい日本語、力強い絵、そして自然とともに生きるアイヌの崇高な文化。深い感動を覚えます。
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いやな予感しかしなかった!
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あべ弘士さんはね、動物をテーマに絵本をかいていて、気のいいおじさん。でも、絵本は熱いんだ。イオマンテ、アイヌの死生観について、考えさせられる。
北海道の絵本作家といえば、あべ弘士さん。エゾオオカミ物語、タンチョウは悪代官か?そして、今回出版された「クマと少年」鮮やかなグリーンと見事な描写。
素晴らしすぎるよ〜。
昔、アイヌモシリと呼ばれていた頃の話です。 -
クマと少年の兄弟のような関係が温かい。でも、悲しい。