オレもサッカー「海外組」になるんだ!!!

  • パルコ
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891947552

作品紹介・あらすじ

吉崎エイジーニョ、職業スポーツライター。30歳になり、急に現在と将来に不安をおぼえた。突然、唯一の雑誌連載を打ち切られ、気が付けば、20代の時にいた女の子はすべて姿を消していた。腹もぽっこり出ている。20代の勢いがぴたっと止まった。なんかヤバイ。悩みに悩んだ結果、新たな取材テーマを求め日本を飛び出すことにした。行き先はドイツ。プロのリーグ「ブンデスリーガ」の下に12部くらいまでリーグ戦が存在するという。これに挑戦する。すぐに周囲に宣言した「オレ、海外組になるから!」周りからはまったく理解されなかった。ごもっともだ。それでも、何かに突撃せねばならなかった。

感想・レビュー・書評

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  • 私の人生を変えた本です。
    大げさでなくね。

    人生において、日常生活にスポーツのある景色ってとても素晴らしいと思いませんか、
    私の場合はサッカーではなく、バレーボールだったのですが、他でも構いません。

    この本を読んでバレーボールチームを作ったようなものです。

    著者はアマチュアサッカー選手本職ライターです。
    その著者がドイツで1年サッカーやりにいくのです。

    ドイツでは10部に所属、9部にも出場し得点もあげています。
    はっきり言って下手でしょう。
    でもプレーできる環境があるのです。
    すばらしい。

    私はバレーボールでも同じ環境を作りたいのです。

    そのためにはチーム作りと協会づくりが必要です。

    もちろん日本にはJVAというバレーボール協会があります。
    Vリーグも2部ありますし、その下の地域リーグもあるようです。
    またクラブカップのような一般の大会もありますが、
    シニア大会などはあるのでしょうか。

    これらの問題点は結局のところ日本一を目指すものであるということです。

    著者は自分より下手な選手がレギュラーだと憤ったこともあります、
    しかしチームは地域のチームオールドメンバーがレギュラーを張るチームだってあるのです。
    それは地域のチームだから。

    サッカーをしたければできる環境があることが大切です。

    バレーボールの日常の大会もあれば素晴らしいのではありませんか、別に日本一を目指さなくても。

    現状はまだまだですが、一生涯スポーツに接することができる文化を日本にも根付かせたい。

    夢であります。

  • 海外組と言う言葉への揶揄ではなく羨望でもなく、リアルに捉えて体験していくと言うyoutube的な発想とはいえ、並大抵の体験ではないルポである。それと同時にドイツのサッカーに関する裾野の広さに感服。その日常にあるというfottballの魅力をこう言う視点から見えるのって、とっても貴重であり、わくわくする話でした。

  • 海外で、ヨーロッパで、働く人必携の本。

  • 長谷部誠の本棚

  • 海外でプレーする意味。
    サッカーの歴史がある国はプレー人口の裾野が広い。
    日本も見る人は増えてきたから、これを読んで今からでもサッカーやりましょう。
    見る目も今までと変わってくるはず。

  • 好きですねー、雑誌Numberで連載されていたエイジーニョ氏のコラム。海外組って言葉になにかしれぬ魅力と夢を思わず持ってしまう(笑)

  • マイ・ベストバカスポーツノンフィクション(笑)。

    雑誌「Number」に連載のコラム、「突撃!!エイジーニョ」をまとめたものです。ドイツW杯を控えたある年、三十路にかかって「金なし、仕事なし(正確にはあるけど先細り)、彼女なし」という、自称がけっぷち状態にあったエイジーニョさん。そんな中、事態を打開(?)するため、表題のとおり「海外組」となるべく、ドイツへ旅立ちます。そして、ドイツ10部リーグへ入団し…とどたばた、じたばた話が続きます。

    「10部リーグ」とうたわれ、システム的にはプロっぽいのですが、基本的に「アマチュア草サッカー」な感じがすごくフシギに感じました。それに、基本的にエイジーニョさんの「ダメダメ俺レポート」なので、カッコつけて書いても中身はしょぼいです…が、サッカーのレポートというよりも、ドイツのリーグの仕組みや国民性、ルール(社会やサッカーの)ありかた、日本人のつまずきポイントなどがきちんと描かれており、「突然だけどドイツへ住む!」と決めたかたにはいいガイドになると思います(笑)。それにしてもエイジーニョさん、手続き関連ダメだよね…W杯のプレス申請落としたりするし…。

    男女を問わず、30代のはじめくらいまでに仕事や生き方で大きく悩む時期が来ると思います。そのへこみっぷりや頑張りを正直に書いてらっしゃるのがいいなと思いながら読める本です。なんだか、「明日も頑張ろう!」と思ってしまいます(笑)。今でも連載を楽しんでいる(「播戸の歌」とか「巻の歌」のバカっぷりが素晴らしい)のですが、この本は装丁もさるものながら、連載当時のしょぼさを整理してすごく洗練されているので、ちょっと☆を引きます(笑)。ごめんなさい。

  • これだけ情熱のある男に決定的に欠けているものが文才、というのは大変な皮肉だと思う。

  • やりたかったことをやられちゃった感じ。
    同じ海外組として負けられへん!

  • オレもサッカー「海外組」になろうかなー

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