どうぶつたちへのレクイエム

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  • 日本出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890488797

感想・レビュー・書評

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  • 悲しさや寂しさ、つらさを、この本に出てくる犬や猫の瞳がすべて物語っています。
    小学生の教科書に載せて欲しいくらい、よくわかる本です。
    この本を読んで悲しむだけじゃなくて、自分が出来ることを見つけようと思う。
    そしてその一歩を早く踏み出そう。
    たくさんの人に読んで欲しい。
    もう、「知らない」ことは罪だから。

  • 読む前から、どんな気持ちになるかは分かっていました。
    でも、目を背けてはいけない。

    事実は知っていても、これから殺されていく動物たちの姿を実際に目にすると…胸が潰れそうです。

    飼い猫が仔猫を生んだからと言って処分を頼む飼い主。
    死ぬところを見たくないと言って年老いた犬を捨てていく飼い主。
    それでも、飼い主を信じてい見上げる純粋な瞳。
    大好きな飼い主に捨てられていく動物たち。

    これから殺されると分かっているのに。

    悲しみと、人間の無責任さ、残酷さに対する憤りでたまらなくなります。
    最初から涙が止まらなくて、苦しくて一度に読むことができません。
    たくさんの写真に写っているのは、これから人間の身勝手さのために殺される命です。
    毎日毎日、殺されていく命です。


    泣いている私を心配して、愛犬が寄り添ってくれました。
    こんなに愛しい存在を、どうして捨てることができるのでしょう。

    様々な事情があったのでしょう。
    でも、他に道はあったのではないでしょうか?
    ”捨てた飼い主も同じ目に遭えばいい…”
    そんな風にさえ思ってしまいました。
    こんな人間が動物を飼えてしまうこの世の中が、不条理でたまりません。


    ―ここに写っている子たちはもうこの世にはいません。

    この文章を見た時、ついに声を上げて泣いてしまいました。

    いつか飼い主が迎えに来てくれると信じながら死んでいったこの子たち。
    胸が張り裂けそうです。

    無責任な飼い主が動物を飼えない世の中になってほしい。
    多くの方に、この本を読んでもらいたい。
    様々な活動に参加しながら、ひとりでも多くの方の心に届くことを祈っています。

  • 第82回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第20ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
    2022.01.03

  • 役所にあって、読んで超後悔…。
    泣きすぎて過呼吸になってどうしようもなくなった。

    色々事情はあるんだろうけど、身勝手な元飼い主は同じ目にあわせてやればいいと思う。

  • <閲覧スタッフより>
    手にとって、ぱらぱらとページを繰ってみて下さい。必ず何か感じるはずです。ずっと一緒に暮らし信頼していた家族に、突然捨てられる…。彼らの最期の姿です。私たちにできることを考えてみませんか。
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    所在記号:645.6||KOS
    資料番号:20086843
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  • 人間の勝手で捨てられ処分される動物たちの写真集。
    最後まで見られないなら 飼うな! 人も動物も その恩恵だけ受けて 放り出すなんて・・
    貴方も捨てられたいですか?

  • 読め読めと押され、やだやだと言ったのにごり押しされて読んだ

    得るものはあるけど、残るものが大きすぎる
    これが現実だと思うとやるせなくなる

    読んで良かったと思う
    出来ることはなんだろうと考えることができたから
    うちの犬と目を見て話すようになれたから

  • 人間に捨てられ、動物収容施設で命を絶たれていったどうぶつたち彼らの瞳が、声なき声がこの悲しい現実を訴えています。多数の写真と総ルビの簡潔な文章で小学生にも理解できる内容です。

  • 前の彼氏に読ませてやろうと思って買いました。
    見るたびに色々考えさせられます。

    今飼っている犬を大切にしようと思いました。

  • ・・・

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著者プロフィール

1970年、広島県生まれ。“人と動物との共生”をテーマに取材活動を続けているフォトジャーナリスト。どうぶつ福祉ネットワーク代表。言葉を持たない動物たちの代弁者としてメッセージを発信することをライフワークにしている。著書に、『“いのち”のすくいかた』(集英社)、『どうぶつたちへのレクイエム』(日本出版社)、『ラスト・チャンス!』(WAVE出版)、『明るい老犬介護』(桜桃書房)など。

「2019年 『老犬たちの涙  “いのち”と“こころ”を守る14の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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