越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013年1月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596894
作品紹介・あらすじ
1000万部を超えるベストセラーとなった『ダ・ヴィンチ・コード』はじめミステリーの名翻訳家として知られる著者が、長年にわたって予備校や翻訳学校で教えてきた中で、「日本人なら必ず誤訳する英文」の例を収集し、解説したものが本書である。まずは問題に挑戦し、それから訳例と解説を読むという構成になっている。英語に自信のある方々はぜひご一読いただきたい。大学受験生、TOEIC学習者、仕事で英語を読む必要のある方々、翻訳家志望者…相当の英語力がある人でも、そう簡単には正解できない、手応えのある問題がそろっている。きっと「目からウロコ」の連続だろう。とはいえ、難解でひねくれた英文を集めたわけではない。英語としては自然だが、日本語の発想や学校で習った文法の誤りなどによって、日本人が誤読しやすい英文が集められているというわけである。読者は自分の英語読解力に欠けていた部分を発見し、飛躍的な進歩を遂げることができるに違いない。本書は実力のある人をさらに上へ押し上げる、他に類を見ない一冊である。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
翻訳家が選ぶ、誤訳しやすい英文集。新書であり、気軽に読んでくださいね、な体裁だが、本の構成自体は基本的に受験英語を思い出す和訳問題集のスタイルだ。さらには、高校英文法はしっかり学んだ人向けだと断言されているので、結果として"英語が苦手なら、門前払い"な本だ。厳しい。
とは言え新書だし、気軽に読んで読者次第で色々感じれば良いと私は思う。問題集だと思うと萎えるが、翻訳家が和訳について教えてくれる本と思えば、興味は湧く。
解説の所々で、翻訳家が訳すのに苦労したり、あるあるな機械的に訳せないような英文のポイントなどを知ることができる。へぇ~なるほどーと思い楽しめる反面、(正確に日本語にする)翻訳でもしない限り、このレベルの英語力は普通必要ないんだなぁ、というのも実感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校程度の英文法を一通り学んだ人を対象にした、英文和訳の本。一通り勉強した人でも間違えやすいところや勘違いしやすいところを解説している。
基礎編、難問編、超難問編と3部構成で、最初に短い英文和訳問題があり、その後に解答と解説がある。超難問編では、翻訳学校の生徒で正答率5%なんていうものもある。著者は翻訳学校で教えていたこともあるそうで、解説は分かりやすい。新書なので分厚い参考書よりとっつきやすいし、ためになる本だった。 -
良著。基礎編から全く解けなかった。
自分がいかに英文を適当に読んでいたかを教えてくれた。
初めて知る文法事項であったり、canとbe able to、mustとhave toなど、同じと習ったもののニュアンスの違いの解説など、とてもためになった。 -
たいへん勉強になりました。洋書を読む時などでよくわからない文はいちいち気にせずに先に進んだりするが、しっかり勉強しなければ進歩はない
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すっきりと読みやすい内容です。使われている英語は奇を衒ったものではないのに、かくも簡単に読み間違うのかとショックを受けます。ただ最後の方になると、著者の上手な導きの結果、なんとなくポイントに気づける様になり、少し賢くなったかな?とも。
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図書館
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全力でおススメ
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読んでいて自分の不甲斐なさが嫌になりました。英文で小説などを読む人すべてにお勧めできる内容ですが、私のような未熟者はコテンパンにやっつけられるので覚悟が必要です。ありがたいことに「日本人なら必ず誤訳する」そうなので、そこまで落ち込まなくても良いのかもしれませんが、電子書籍で購入して暇のある時にちょくちょく読み返す必要を感じました。