藤森照信の特選美術館三昧

著者 :
  • TOTO
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887062368

作品紹介・あらすじ

神奈川県立近代美術館、アルテピアッツァ美唄、碌山美術館、イサム・ノグチ庭園美術館、MIHO MUSEUM、谷村美術館、安曇野ちひろ美術館、能登島ガラス美術館、大原美術館ほか全27件を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 建築家・建築史家の藤森照信氏が、「建築」という視点から選んだ名美術館を好き放題に紹介している一冊だ。
    この人の言いたい放題な感じが好きで、読んでいて楽しい。
    鎌倉の近代美術館や上野の国立西洋美術館など、有名どころから始まって、地方の、「こんな美術館あったんだ?」というような美術館も同列に取り上げられていて、行ってみたい場所が増えた。
    写真もすごくいい。
    刊行されたのが12年前なので、鎌倉の近代美術館はついに閉館してしまい、逆に新しい美術館もたくさんできた。今、同じ企画で続編を出してほしい。
    そうしたら選ばれるのはどこだろう、なんて考えるのも楽しい。

  • 建築も好き、絵画も好き。
    なので美術館は大好き。箱をみたり、中の絵を楽しんだり。
    藤森さんの独特の言葉、切り取り方で、普通の美術館ガイドとは全く違った美術館ガイドです。
    買ったのは、もう随分前の事ですが、折に触れ眺めている大事な本の一つです。

  • 請求記号・526.7/Fu
    資料ID・310002214

  • 行きたい美術館がまたふえました!
    馬頭町広重美術館、谷村美術館に行きたいです。
    ずっと行きたくてまだ行けてない植田正治写真美術館と大原美術館…行きたい。

  • 藤森先生による、
    全国100以上ある美術館から、ひと癖ある27館の紹介。

    なかでもご自身の設計の天竜市立秋野不矩美術館。(現 浜松市秋野不矩美術館)
    「裸で向き合う美術館にしたい・・・」とは言えず、
     裸足で入る美術館を提案。
     困惑する市職員に、
    「日本画を土足で見るとは、いかがなものか?」
    の一言で、ねじ伏せた。

    建ててみれば、靴に付いている土が入り込まないので
    洗いができない日本画には掃除が楽だった。

    床は磨いていない切り落としただけの畳一枚くらいの大きさの大理石をしきつめた。
    同じ、土足厳禁の地中美術館のモネの部屋の真っ白の大理石のキューブの床と違い、
    インドの寺院のようである。

    行ってみたい美術館である。

  • 古本屋の棚で見つけて即ゲット。よく雑誌の特集なんかである全国美術館ガイドと違い、建築探偵フジモリ氏によるガイドは、ハコモノそのものの楽しさをマニアックに教えてくれる。旅行の計画をたてるときに参考にしたいし、家で眺めているだけでも楽しい。今だったら瀬戸内の豊島美術館と地中美術館はマストの選択でしょう。

  • 楽しい!読んでおもしろくて写真みて楽しい。ポーラ美術館と石川県のガラス美術館とアルテピアッツァと、、行きたいとこがてんこもり。

  • 図書館で借りて読んだ。保存版として近いうちに購入する。藤森さんの視点で美術館が紹介されてる。難しくなくて共感できる内容。

  • カラー写真多々で視覚的にも楽しめるし、色んな美術館が紹介されていて「行きたい!」とうずうず。

    モエレ沼の評価が高くて驚いたので、もう一度行こうと思いました。

  • 私が旅先で美術館を訪れるときの、一番頼れる案内書。
    この本に紹介されてる美術館全部行きたい!

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著者プロフィール

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

「2019年 『増補版 天下無双の建築学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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