幸福を見つめるコピー

著者 :
  • 東急エージェンシー
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884971113

感想・レビュー・書評

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  • 名コピーの数々。
    コピーはつくるのではなく、見つける。なるほど。

    エッセイは数段、面白い。
    さっと読める本、ということが文章のうまさの証なのでしょう。

    「消しゴムの人生は、後半がボロボロでした。」は一番ぐっと来ました。

  • 岩崎俊一さんのコピー集。
    コピーも素敵だが、途中途中の、岩崎さんの人間味あふれるコラムもステキだった。
    やっぱり、人生とか、人柄だったりとかが、スゴイ出ているコピーが多い。
    好きだったコピーもたくさんあるが、岩崎さんの考える思考に触れられたことがよかったかな。
    あなたに会えたおかげです。

  • 彼のコピーはものすごく強いイメージではない。日常の、人生における、とても些細な、心の中にある思いを、言葉として、表現してくれている。
    人のこころを温かい視点で描いていて、 読むと何か救われるような気がします。優しいフレーズに、妙に感傷的になり、涙うるうる。日々の喧騒的な時間で、忘れかけていた人生の大事なモノを思い出させてくれて。。。
    「生きてるっていいね」
    「人間て捨てたもんじゃないね」

  • わたしはこの人の生み出す言葉がすきです。

  • もっと多くの人に幸福を見つめてほしい。
    もちろん、自分も含めて。

  • 人が泣くときってきっと、熱いなにかに動かされているときで。
    でも岩崎さんのキャッチコピーで泣いてしまうのは、それとは全く違う。
    根底にあるもの、当たり前になっているものを、言葉にしてくれているから。
    それがきっと、とてもうれしいんだと思う。
    そして何故か岩崎さんのコピーは古くならないね。

  • 星10個

  • 幸福になること、そのためにこそ、さまざまな表現物はこの世に生まれる。
    企業は何のために存在するか、商品は何のためにうまれてくるのか。
    すなわち人の役にたつため。すべての広告はここを基地として発信される。
    長いあいだ書き溜めた「幸福を見つめるコピー」とそのコピーの土壌となった折々の体験をつづるエッセイ。

    コピーライターというと何となく奇抜なアイデアで言葉で遊ぶ職業という気が昔していたけれど、いいコピーってそういう事じゃないんだよね。(まあ、インパクト系の人もいますが)
    本質をぎゅっと掴んで伝わる言葉にする。ほんとにいいコピーや広告ってパズルがかちっとはまったようなそんな気がしますね。

    岩崎俊一さんのコピー集、昔のものも沢山あるけどやっぱり覚えてるわ。
    幸福が基地のコピー、読んでいて心地よかったですね。

    一番好きなのを1つ、とすると。。
    「やがて、いのちに変わるもの」(ミツカン)かなー

  • 岩崎さんの書くコピーが好きで手に取った一冊。
    幸福になるという北極星を目指してコピーを書くという信念が、そのままコピーにあらわれていると思う。どのコピーも、あったかくて、心に少しだけ光が灯るようなそんな感覚を呼び起こしてくれる。
    この本におさめられているエッセイを読むと、本当に書き手の素地というか、経験や感覚、考え方がコピーをつくりだしているんだなと思う。でもコピーは「つくられる」のではなく「見つける」ものだという発想も素敵だと思う。そのへんにふわふわ浮いている「ほんとうのこと」を誰の心にも伝わる・ひびくようにカタチを変えて呈示するのがコピーライターの仕事。
    山崎ナオコーラと同じように、書き手が何を目指してものを書くのかがわかると、そしてそれが書かれたものからざくりと心に伝わってくると、なんだかうれしくなるな。
    こんな短いコトバで人を幸せな気持ちに一瞬でもさせられるなら、それは素晴らしい仕事だと思う。

  • コピーライターとして、もういちど、基礎からやりなおします。

    岩崎さんのまなざしを、手に入れたいのです。

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著者プロフィール

コピーライター。1947(昭和22)年、京都生まれ。同志社大学卒業後、大毎広告、レマン、マドラなどの広告制作会社を経て1979年独立、岩崎俊一事務所を設立。TCC賞、ACC賞、読売広告賞、朝日広告賞、カンヌ国際広告賞銅賞など受賞多数。「一度、ふられてらっしゃい」(サントリー)、「聴こえてくるのはいのちです」(ソニー)、「21世紀に間に合いました」(トヨタ自動車)、「年賀状は、贈り物だと思う」(日本郵政)などの時代を代表するコピーを多数生み出した。2014年67歳で逝去。『大人の迷子たち』(廣済堂出版)などによりエッセイストとしても知られる。

「2016年 『昭和という たからもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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