学問のすすめ (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ1)

  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749675

作品紹介・あらすじ

日本人の精神を養ってきた名著の数々をわかりやすい現代語訳で読むシリーズ。明治初期の大ベストセラー「学問のすすめ」が148分で読める。

感想・レビュー・書評

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  • 古くさく堅苦しい内容という先入観があったが実際は全然違っていた。男女同権、消費社会、社会保障、自由競争、家庭教育、キャリア、自己実現、若年層のニート化、情報化の弊害といった現代につながるテーマが盛り込まれていた。身分制度がなくなった明治維新、自分に何ができるかを問いながら能力を磨き、自由な社会を生きていくこと、自由という不安に立ち向かい続けることを問うていた。
    255冊目読了。

  • 150年も前の著作だが内容は全く古びておらず、学問の志を高めてくれる。もっと早く読むべきだった。

    このような素晴らしい本の数々を、おろかにも素通りする学生時代を過ごしてしまった。これから挽回していきたい。

  • 純粋な感想は、この本がなかったら、学問のすすめ=天は人の上に・・・で一生を終えてたやろなー、こんなことが書かれてたんやと気付かせてくれてありがとう。

  • たいへん読みやすく書いてあります。
    現代にも通じる内容です。

  • 150年前に書かれた内容ということにとにかく驚きました。(1872~1876;福沢諭吉39~43歳時)
    17編に分かれて、国と国との関係やDiversity、家族のあり方等話題は他方面に及びます。 世間や人々が頭を悩ましたり、気を付けていくべき事柄は、当時と大きく変わっていないのかもしれませんし、本質的な課題は変わらない、ということかも、と思いました。 現代語訳で短時間でも読みやすいですし、「原文に忠実であることに留意した」との訳者解説もありました。

  • 原著の学問のすゝめは明治5年〜9年にかけて書かれているが、当時の時代背景を描きながらも現代にも通じるようなことが満載。学ぶことの大切さ、活用の仕方、向き合い方を教えてくれる一冊。

  • 『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』で有名な現1万円札の福沢諭吉先生の本。

    平等を謳っている本だか、個人的に感じたこの本の本質は
    ・人はただ生きてるだけならアリと同じ、もっと勉強しろ
    ・勉強してもインプットだけなら意味はない、アウトプット(活用)しろ
    ・産まれてきたなら志は高くもて

    といった非常にアツく向上心高めな本でした。
    慶應義塾のマインドが感じられます。

  • 常に手元に置き、振り返りたい。
    自身の物事に対する浅はかさに気付かされた。そして常に真理を探求できるような人になりたい。

  • 『人間であるなら人間を嫌ってはなりません。』
    最後の言葉が胸に響いた。

    『世界は広く、人間の交際は複雑で多岐にわたるものであって、数匹のフナが井戸の中で一緒に暮らしていけるのとは違う。』

    明治の時代に既に、
    人間とはどのように生き、学び、働くのかを見いだし、
    今この時代に読んでも通じるものがあることに
    驚き、人間の根本はいつの時代も変わらないという
    ことをこの本から学んだ。


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著者プロフィール

1935~1901年。豊前中津藩(現・大分県中津市)下級藩士の次男として生れる。19歳の時、長崎に蘭学修行におもむく。その後、大阪で適塾(蘭方医、緒方洪庵の塾)に入塾。1858年、江戸で蘭学塾(のちの慶應義塾)を開く。その後、幕府の使節団の一員として、3度にわたって欧米を視察。維新後は、民間人の立場で、教育と民衆啓蒙の著述に従事し、人々に大きな影響を与えた。特に『学問のすすめ』は、17冊の小冊子で、各編約20万部、合計で340万部も売れた大ベストセラー。その他の著書に『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』など。

「2010年 『独立のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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