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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884001063
作品紹介・あらすじ
発禁小説『パルチザンの娘』でデビューした女流作家が、歴史に翻弄されて生きてきた人々の日常を描く。李孝石文学賞(韓国)受賞の「風景」などを収録。
感想・レビュー・書評
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老いてゆくこと、記憶をなくしてゆくことをこんなにも端正に描けるのか
運にも恵まれなかった人びとを静ひつに描く
その人たちのかそけき声を著者はすくいとる
どんな人びとにも自然の春の光だけは平等に降り注ぐ
すべての短編は詩であり印象派の絵のような美しさがみちている、そこに描かれている人は少しも美や富みや幸運には縁の無い人生を送っているのにもかかわらず
歳月は流れてゆくだけでなく過去へも戻ってくる
著者あとがきで丸山健二がすきとある
この静かな物語の中のぶれない骨、自身を制してるところが鄭智我と丸山健ニに共通していると思う
韓国文学の重要な作家だ
文豪である
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