シビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインする
- 宣伝会議 (2015年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883353286
感想・レビュー・書評
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まちに対して熱い想いを持つひとたちが、自分たちも楽しい気持ちを持って小さな企画で人を巻き込み、大きなムーブメントにしていく事例が多数紹介されていて面白い。これだけ愛着を持てるまちがわたしにはなくて、羨ましいような気持ちになった。シビックプライドの、育み方というか、そのコツ?必要なことは、自身の仕事にも活かせそうだなとおもった。
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街の活性化のお話。
街の活性化には、そこに住む人々の積極的な関与が大切。なかには、アーティストを呼び込み、革新的なシンボルとか作ることも必要な街もあるけど、どうコラボしていくかはすり合わせが必要。
神山町は20年かけて、町おこしをしている。
東京が一番シビックプライドが必要。
富山の子供と大人を繋ぐ施策。
こういったことを学んだ本でした。 -
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2からですが読了。いくつかの事例が掲載されていて参考になった。また、第3部にシビックプライドについて「考えてみよう」という項目があって、そこには色々とキーワード的にヒントが載っていた。また、概念を図表化して説明している部分もわかりやすい。
自分としては、今実際に街づくりのフェイズで実施していることが、どう位置付けられるかと思って読んでいた。
個人的にはシビックプライドにおいては、自分で作っていく感=「クラフト感」が重要だと思っていて。また、既存のリソース・アセットを組み替えなおしさえすれば、容易に実現すると思っている。まずは発意をして、興味を持つ人から始める。これに尽きる。 -
色々な都市における、シビックプライドを醸成させるための事例集
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市民レベルでのまち活性化事例集。海外編より地に足がついていそう。
なんばstd
【概要】
都市と市民のかかわりについて、事例、インタビュー、方法論、論考。
【感想】
多様な事例があり、関わり方の可能性の広さを感じる。
空間にブランディングにイベントに。
・市民が都市から影響を受けるというループはおもしろい。自己成長率というか。
・いわゆる計画に出てこない「小さなまちづくり」は非常にライブ感があるし、結局変化っていうのはこういうところから出てくるものなのかも。
・様々な職能がある中で、間に立つプロジェクトマネージャーの可能性に注目。 -
海外の事例を取り上げながら「シビックプライド」という概念を日本に紹介した前著から、今回は取り上げる事例の舞台を日本に移して、シビックプライドを醸成するための都市のコミュニケーションポイントの作り方を、より足元に視点を移して述べているように感じた。
事例が国内ということもあり、都市の状況、取り組みを動かしていった人々や周囲のコミュニティの反応などについては、より実感をもって感じられる本になっているように思う。
第4部のエッセイにおいて、都市という実空間の在り方とシビックプライドという情緒的な側面、それらをつなぐコミュニケーションの在り方について非常に分かりやすく整理をしてくれているので、願わくば前半の日本各地の取り組みの紹介でも、そのような観点からの分析をもう少し充実していただければ、より良かったと感じる。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784883353286 -
自分が、自分の住んでいるまちに何か関われている、という実感が持ちにくい日本で、こんなこともできるんだな、と元気になれる。シビックプライドという言葉は、聞き慣れないかもしれないけど、まちづくりや都市計画だけじゃなくて、けっこういろんなことに共通する大事な考えだなと思う。