さまよえる工藝: 柳宗悦と近代

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  • 草風館
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883231737

作品紹介・あらすじ

近代という時代を映し出す鏡としての「工藝」
純粋美術としての絵画・彫刻より低位におとしめられた陶器、漆器、金工、染織等の諸分野の工藝で活躍した板谷波山、武田五一、浅井忠、神坂雪佳、藤井達吉、津田青楓、富本憲吉、今和次郎、広川松五郎、高村豊周たち、絶望から出発し、近代工藝を模索する彼らの悪戦苦闘の軌跡を検証。また1900(明治33)年のパリ万国博覧会の前後に移入された、工藝図案の再生への出発となるアール・ヌーヴォーの意義を分析。さらに日本近代における唯一といえる体系的な工藝をめぐる柳宗悦の思想が誕生した経緯を歴史的な文脈のなかでその中身と意味を検討する

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著者プロフィール

1960年、大阪市に生まれる。大阪大学文学部に進学し、西洋美術史を専攻する。1987年に大阪大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学し、三重県立美術館に学芸員として勤務する。大学、大学院での研究テーマは近代デザイン史だったが、美術館在職中にはジャンルを問わず多彩な展覧会企画に携わった。そのひとつ1997年の「柳宗悦――「平常」の美、「日常」の神秘」展をきっかけに柳宗悦への関心を深める。1999年に美術館を退職。専門分野は近代工芸・デザイン史で、柳宗悦を中心に工芸をめぐるさまざまな考え方や思想についても研究している。著書・共著に『さまよえる工藝 柳宗悦と近代』(草風館)、『柳宗悦と京都 民藝のルーツを訪ねる』(光村推古書院)など。

「2022年 『柳宗悦と美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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