- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882699217
感想・レビュー・書評
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ご紹介くださった方
Andriy Buchさん
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小説仕立てだが、著者の実体験に近いという。
ロシア・ウクライナ関係は今年に入ってからの侵略が際立っているが、本書にもある通り2014年のクリミア侵攻から戦争状態が続いていることを再認識させられる。
今は英雄視されるゼレンスキー大統領が当選当初はプーチン大統領の傀儡視され、Zeと隠語で呼ばれていたとは知らなかった。
本書でカバーされない開戦後のエピソードを知りたい。
ウクライナ女性との艶めいた挿話が多いのは、作品への色付けだろうか。 -
東大阪新聞に連載された日記形式の小説。
単純にロシアは悪、ウクライナは善というのは多分違うんじゃないかと思いながら、ウクライナに詳しい人の本を読んで見たくなり読んだ。
そもそもウクライナについての基礎知識がなかったので色々知らないことだらけだった。マイダン革命や亡命したヤヌコーヴィチ元大統領の暴政、コメディアンのゼレンスキー大統領が演じたドラマのスポンサーが大富豪で、ゼレンスキーはその傀儡らしいなど。この本ではウクライナからの視点で書かれているので、やはりロシアは悪者になっている。
問題がややこしくなっているのは大国ロシア、アメリカ、中国の思惑と周辺国のベラルーシ、ジョージア、ポーランド、モルドバなどの情勢や思惑が絡んでくるからだ。またロシア国内に年金で暮らす人が多く、政府に反対しにくいという事情もあるようだ。
何故かこの本では主人公の日本人が若いウクライナ女性にもてている。著者の願望だろうか?
ウオッカもよく飲んでるね。