- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881442326
作品紹介・あらすじ
歴史に名を残した文豪たちが愛してやまなかったものたち。
そこに目を向けると、彼らの素顔やライフスタイルが見えてくる
“文豪”といわれる作家たちが再び注目され、人気を博しています。明治・大正・昭和に活躍した文豪たちを語る上で欠かせない文具などの愛用品や執筆の友である煙草や酒、こだわりの宿などをクローズアップ。人気と実力を兼ね備えた大作家たちの知られざるお洒落なライフスタイルにフィーチャーし、個性豊かな人物像に迫るビジュアル書籍です。
本書では近代に活躍した47名の文豪の愛した物・食・場所を3章立てで紹介します。
「文豪が愛した物」については作家の使った実物を、
「文豪が愛した味」については現代でも味わえるものを中心に取り上げています。
「文豪が愛した場所」については我々にとって馴染みのある観光地が多いことでしょう。
夏目漱石×ビスケット
萩原朔太郎×マンドリン
太宰治×黒マント
池波正太郎×ポークカツレツ
江戸川乱歩×東京駅ステーションホテル
感想・レビュー・書評
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森鴎外、芥川龍之介、太宰治に宮沢賢治・・・さまざまな文豪たちが愛用していた品や食べ物、場所を紹介した一冊だ。
見開きで一人、という読みやすい構成になっていて、写真も多く、気軽にぱらぱらと読める。
もちろんその短文から作品や作家の深い部分を理解することはできないのだけれど、甘党だったんだな、とか、こんなエピソードがあるのか、と軽く楽しむのにちょうど良い。
遊郭の料金が払えなくて売り払った懐中時計とか、超潔癖で自分の指でも素手で触った場所はちぎって捨てたというあんぱんとか、個性的なエピソードが多いのは、やはり昔と今の文壇というものの違いなのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館
鳥取県は三朝温泉に『銀河鉄道の夜』のカンパネルラのモデル(?)になった宮沢賢治の友人……の娘さんが大女将のお宿がある、と知ってびっくり
何年か前に行ったよ三朝温泉……たぶんこのお宿の前通ったよ……知ってたらもっとじっくり見てきたのにね……!! -
カテゴリ毎に文豪が好んだエピソードが綴られていて、わかりやすかった。
写真をふんだんに用いられていて、視覚的に良かった。
特に万年筆、原稿用紙の項目は興味深かった。 -
作家それぞれの内面がよく分かる
この本を参考にして各地色々と散歩も旅行もしたくなる一冊 -
ひとりひとりに対してとてもあっさりしているが、文豪の私生活を覗いているようで面白かった。
この本片手に同じものを食べたり宿泊したりする旅をしたい。 -
手軽に文学館に来た気分になれる
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文豪たちが愛した物、味、場所を写真と共に紹介。
それぞれがまさに!なものを愛していて思わずほくそ笑んでしまう。文豪たちをほんの少し身近に感じられた。
鴎外の「ジョッキ3杯が限界」の1杯が1.5リットルだったなんて! -
見開き一ページで、一人の文豪が愛した物・食べ物・場所が紹介されている。
写真も一緒に載っているのでイメージが湧きやすく、その文豪の作品を読んでみたくなった。