文豪と暮らし~彼らが愛した物・食・場所~

制作 : 開発社 
  • 創藝社
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本棚登録 : 159
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881442326

作品紹介・あらすじ

歴史に名を残した文豪たちが愛してやまなかったものたち。

そこに目を向けると、彼らの素顔やライフスタイルが見えてくる

“文豪”といわれる作家たちが再び注目され、人気を博しています。明治・大正・昭和に活躍した文豪たちを語る上で欠かせない文具などの愛用品や執筆の友である煙草や酒、こだわりの宿などをクローズアップ。人気と実力を兼ね備えた大作家たちの知られざるお洒落なライフスタイルにフィーチャーし、個性豊かな人物像に迫るビジュアル書籍です。

本書では近代に活躍した47名の文豪の愛した物・食・場所を3章立てで紹介します。

「文豪が愛した物」については作家の使った実物を、
「文豪が愛した味」については現代でも味わえるものを中心に取り上げています。
「文豪が愛した場所」については我々にとって馴染みのある観光地が多いことでしょう。

夏目漱石×ビスケット
萩原朔太郎×マンドリン
太宰治×黒マント
池波正太郎×ポークカツレツ
江戸川乱歩×東京駅ステーションホテル

感想・レビュー・書評

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  • 森鴎外、芥川龍之介、太宰治に宮沢賢治・・・さまざまな文豪たちが愛用していた品や食べ物、場所を紹介した一冊だ。
    見開きで一人、という読みやすい構成になっていて、写真も多く、気軽にぱらぱらと読める。

    もちろんその短文から作品や作家の深い部分を理解することはできないのだけれど、甘党だったんだな、とか、こんなエピソードがあるのか、と軽く楽しむのにちょうど良い。

    遊郭の料金が払えなくて売り払った懐中時計とか、超潔癖で自分の指でも素手で触った場所はちぎって捨てたというあんぱんとか、個性的なエピソードが多いのは、やはり昔と今の文壇というものの違いなのか。

  • 図書館

    鳥取県は三朝温泉に『銀河鉄道の夜』のカンパネルラのモデル(?)になった宮沢賢治の友人……の娘さんが大女将のお宿がある、と知ってびっくり
    何年か前に行ったよ三朝温泉……たぶんこのお宿の前通ったよ……知ってたらもっとじっくり見てきたのにね……!!

  • カテゴリ毎に文豪が好んだエピソードが綴られていて、わかりやすかった。
    写真をふんだんに用いられていて、視覚的に良かった。
    特に万年筆、原稿用紙の項目は興味深かった。

  • 作家それぞれの内面がよく分かる
    この本を参考にして各地色々と散歩も旅行もしたくなる一冊

  • ひとりひとりに対してとてもあっさりしているが、文豪の私生活を覗いているようで面白かった。
    この本片手に同じものを食べたり宿泊したりする旅をしたい。

  • 手軽に文学館に来た気分になれる

  • 作家が日常生活で好きだったものや場所を
    取り上げている。文豪それぞれに好みの万年筆が
    あったり、お勧めのホテルを紹介しあってたり
    していて面白かったです。

    泉鏡花が好きなパン(城代パン)を両面あぶって
    加熱殺菌し指でつまんでいた部分は捨てていたという
    エピソードに泉鏡花らしいと納得してしまいました。

    カフェーパウリスタと山の上ホテルに行ってみたい。
    特に山の上ホテルのお部屋は私の中の理想の部屋って
    感じでワクワクしました。

  • 文豪たちが愛した物、味、場所を写真と共に紹介。

    それぞれがまさに!なものを愛していて思わずほくそ笑んでしまう。文豪たちをほんの少し身近に感じられた。

    鴎外の「ジョッキ3杯が限界」の1杯が1.5リットルだったなんて!

  • 文豪の愛用品や宿、菓子、店など

  • 見開き一ページで、一人の文豪が愛した物・食べ物・場所が紹介されている。
    写真も一緒に載っているのでイメージが湧きやすく、その文豪の作品を読んでみたくなった。

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著者プロフィール

開発社(かいはつしゃ)
雑誌や書籍、Webなどジャンルを問わず、他社への企画提案、編集業務、デザインといった編集プロダクション業務に加え、趣味や実用書といった幅広いジャンルの書籍を発行する総合出版社としての顔を持つ。「読者の知的好奇心を満足させる出版」「暮らしに役立つ出版」「歴史を伝え、未来を創造する出版」をモットーに、社名のとおりすべてのジャンルで日々新たなる開発を続けるべく活動している。

「2021年 『文豪の愛した猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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