対談 ──戦後・文学・現在

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  • 而立書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880594026

作品紹介・あらすじ

文芸評論家・加藤典洋はときに著者よりも深く、鮮やかに文学作品を読み解く。その一方、デビュー作『アメリカの影』、代表作の一つ『敗戦後論』に見られるごとく、戦後日本の追究を自身の思想の足場として保持してもいる。この二つを両輪に、長年、徒手空拳のまま「現在」と向きあい、数々の魅力的な論考を発表してきた。
本書では、この非凡な批評家の1999年以降、現在までの対談を精選。現代社会の見取り図を大胆に提示する見田宗介、また今は亡き吉本隆明との伯仲する対談など、時代に流されない、忖度なき思想家、同時代人との「生きた思考」のやりとりを収録した。

感想・レビュー・書評

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  • 見田宗介との対談収録
    S図書館914.6.カ

  • 加藤典洋はなぜ吉本隆明にこれほどこだわるのか。吉本のことがよくわからないことと相待って、この本を読んでもわからなかった。
    見田宗介との対談における有限性の問題は我が意を得たり。
    佐野史郎が、敗戦後論の主張にストンと落ちたというのは興味深い。
    その敗戦後論について、藤田省三が電話をかけてきて、趣旨は良いが乱暴だといったエピソードは興味深い。藤田は日本国憲法をどのように考えていたのだろうか?

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著者プロフィール

文芸評論家・早稲田大学名誉教授

「2021年 『9条の戦後史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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