- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879815149
感想・レビュー・書評
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大津波のあとの生きものたち (少年写真絵本)
2015.02発行。字の大きさは…大。
2011年3月11日に起きた東日本大震災以後の東北地方の海岸の動きを撮り続けた写真集です。
東日本大震災により起こった大津波は、人が海岸に作った堤防を壊し、防風林をもぎ取り、畑を、池を壊しました。それから1年、2年と生命力の強い多くの草花が咲き、多くの昆虫や、ミサゴ、キツネなどの動物が住み着き、自然が戻って来ました。
3年目からは、その自然の営みを、人が住みやすくするために大きな堤防を拵え、海岸と陸地を分断し、防風林として黒松を植え、虫などが多くいた壊れた畑に土を入れ畑を作りと、人間が住みやすいように自然を変えていきました。このため戻った自然が破壊され、壊した自然は、もう戻ることがありません。
【読後】
大津波により人工的に作った物が壊された土地に、これほど多くの草花が咲き、動物が生息しているとは知りませんでした。その自然の営みを断ち切って良いものなのかと思いました。一旦壊した自然は、二度と戻って来ません。人と共存する道も、あったのではないかと思われてなりません。
2021.04.18読了
※写真集一覧(2021年4月18日現在、私が見たすべての写真集です)
富士山 2021.04.13読了
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https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4756251374詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
津波のあとの生きものたちのつかのまの楽園、ほとんど気づかれないままにひっそりとなくなっています。こんなことが起きていたのだということを皆さんに知ってもらいたい。写真絵本ですが、子供だけでなく大人の方々にも是非。
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子供向けの写真集ではあるのだが,なかなか見ごたえのある。自然の脅威によって翻弄された自然が皮肉にもその脅威によって復活するということ。そして,せっかく復活した自然は再び人の手によって滅ぼされる。はたして,生き物や植物にとって災害はどちらなのだろうか。話は変わるが,朝鮮半島の38度線付近は人の手が入っていないため今や自然の宝庫だそうな。人はどこまで行っても自然にとって邪魔な存在でしかないのかもしれない。
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津波の後も数年間、海岸線沿いを帰省のたびに、
長距離を自分の脚で走って、
自然の一部が蘇ってくるのを目の当たりにして、
喜んだものだった。
最近は帰省してないので現状はわからないが、
巨大な防潮堤が出来てしまい、
「・・・」の気持ちになったのだった。。 -
デザイン/西山克之、小林友利香(ニシエ工芸株式会社)
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大きな津波の後の海外を歩き続けた著者が、東北の海辺の変化の様子を多くの写真とともに紹介します。
(MK)