- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784878936333
作品紹介・あらすじ
『忍者武芸帳』に世界観を学び『カムイ伝』に自己同一化した60年代。熱気溢れる時代の青春に圧倒的影響を与えた白土漫画の全貌を初めて解明。40年を超える愛読の成果を凝縮する画期的考察。
感想・レビュー・書評
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白土三平さんの訃報に接して、この本のことを思い出しました。マンガ論・映画論の四方田犬彦の丁寧な仕事です。今や、昭和のマンガを考える上では基本文献だと思います。
ブログにも感想書きました。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202111100000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
白土三平の作品は一部しか読んだことがないが、すべてにわたっての変遷がわかったような気がした。
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『柳生武芸帳』といえば『カムイ外伝』
『先生とわたし』を読んだことでもあり再読
題名どおり白土三平作品と作者の評伝的評論
各作品の読み取り紹介文がかなりの分量
無駄多い気するがこれがマンガ評論の仕方かもしれない
中心的作品『カムイ伝』が「未完であることが本質であるような巨大な規模を持った作品」で終わるのかどうなのか
読者として待つ姿勢で
この評伝的評論も未完だが
マンガに対して質を伴う評論自体がない目下にあって価値高い
手塚作品に対する劇画との位置づけは難しいだろうが
忍法武芸帳ものなどの大衆時代小説をなぜ白土せんせいが選んだかについて
論及が欲しかった感じ