ヘッケルと進化の夢 ――一元論、エコロジー、系統樹

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  • 工作舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875024668

感想・レビュー・書評

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  • 進化学の記しが、単純な科学への探求が、人種差別の為の言語へと、巧みに変化していく様子に興味をそそられました。黒人と白人とアジア人の違いを遺伝的な違いで説明し、生まれつきに能力差がある事を当然しています。

    この本のハイライトは、死刑制度の是非をヘッケルはどのように考えたかが考察されている部分だと思います。

    ヘッケルとダーウィンの関係性や、当時の思想攻防と内容は充実して面白いですが、文書の単調さと印刷の好みから、再読へのテンションは低いです。

  • 請求記号 289/H 11

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著者プロフィール

佐藤恵子 さとうけいこ
上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士前期課程修了(2007年)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻博士後期課程満期退学(2010年)。博士(地域研究)[上智大学大学院]取得(2011年):「アンコールの大規模水利事業―11世紀を境とするバライ造営意図の変容―。現在、上智大学アジア人材養成研究センター研究員、上智大学アジア文化研究所客員所員。
専攻:東南アジア史(特にクメール刻文研究)

「2021年 『カンボジア中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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