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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874300398
作品紹介・あらすじ
ソ連で出版された革命史はほとんどが《偽書》だった。それは権力闘争での勝者の側からの英雄物語だった。残念ながらわが日本では「いつわりの歴史」の影響は歴史書に、とりわけ学校教科書にまでおよんでいる。日本の世論形成に大きな影響を与えていた学者、知識人は一般に、ロシア革命を理想化していたきらいがある。彼らは一九一七年の二月革命と帝政の終わりを歓迎したが、それに伴う社会秩序の崩壊の恐怖を知らなかった。それから百年あまり、悪夢はなおも続いている。(「序文」より抜粋)