私の身に起きたこと: とあるウイグル人女性の証言

著者 :
  • 季節社
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本棚登録 : 240
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873691046

作品紹介・あらすじ

中国によるウイグル人への弾圧を告発するノンフィクション漫画。
ウイグル人による実際の証言にもとづく本作品は、2019年にウェブ上で発表されるや否や、衝撃を持って受け取られ、SNSで瞬く間に拡散されていきました。有志の手によって世界14ヵ国語に翻訳され、ワシントンポスト、ガーディアン、ブルームバーグ、CNNなど多くの海外メディアによって紹介されています。

作者の書き下ろしメッセージを付しての書籍化。ハードカバーの絵本のような装丁です。

感想・レビュー・書評

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  • これを読んでから観た、北京オリンピックの開会式は、中国という国のプロパガンダを見せつけられた気がした。

    オリンピック選手には何の責任もないけれど、政治にスポーツが利用されているようで、純粋に楽しめない。

    そして、中国の人権問題を声高に言う前に、日本も、国内の外国人への差別や入管の問題など己を省みなければならないだろう。
    2022.1.28

  • 衝撃的な内容。私たちが買う商品には、ウイグル人を奴隷のように働かせてつくられたものが含まれていることがある。無関心でいることは、ウイグル人弾圧と無関係に生きていることを意味しない

  • 清水ともみ|note
    https://note.com/tomomishimizu

    清水ともみ著『私の身に起きたこと:とあるウイグル人女性の証言』を発売
    http://www.kisetsu-sha.com/2020/10/blog-post.html

    私の身に起きたこと 清水ともみ(著/文 | イラスト) - 季節社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784873691046

  • とあるウイグル人女性の証言
    私は中国の中に有る、「自治区」
    と呼ばれる地域の詳しい地図上の位置すら知りませんでした。

    漫画、になっていて、簡潔に、わかりやすく、今ウイグルで何が起こっているのか、一目瞭然。

    最後のページには、
    どうか、私達ウイグル人について、
    知ってください。
    そして、この話を、
    あなたの周りの誰かに、
    伝えてくださいませんか

    とありました。

  • 評価☆五つ
    ちょっと違うんだけど
    決して素晴らしい絵本ではない でも!
    たくさんの人に読んでほしいと思う
    友人には薦めまくったけれど

    これは現実
    命がけの「とあるウイグル人女性」
    ご家族は?

    表現はとても平易
    でも、突き刺さる

    ≪ 自治区って 強権の下 人が住む ≫

  • この物語が事実なのであれば
    〜この現代にこの様な事実があって欲しくないと言う願望から、仮定で書くけれど〜
    恐ろしいですね。信じたくない。

  • 今この現代でナチスドイツの様な迫害がある事がまず信じられない。なぜ?何のために?こんな事が行われているのか?被害者を増やさないためにはまず世界中の人が一人でも多くこの現実を知って、大きな力で現実を変えないといけないと思う。

  • 多くの問題があると言うこと。知るべきこと、読まないといけない。1人でも多くの人にこの本のこと苦しんでいる人たちがいることを知って欲しい。
    そう思う1冊です。

  • 読むには覚悟が必要な本ということはタイトルから分かっていたけど、思っていた以上にきつかった。

    「なぜこんなことが?」という言葉しか浮かんでこなかった。
    意味が分からない。

    声を挙げた人たちの勇気を決して無駄にしてはいけないと思うのだけど、何をどうしていいか分からないというのが実情。
    たとえば、コロナ禍でシリア難民たちの苦しむ姿をドキュメンタリーなどで見ると、とりあえずWFPなどに寄付したり、という、「いま自分にできること」を思いつくのだけど(それが大きな意味があるかどうかはともかくも、何かはできる)、でも、こういうのって、どうしたらいいんだろう、と途方に暮れてしまう。

    こんなことがいろんな時代で、いろんな場所で、何度も何度も繰り返し起こるのはどうしてなんだろう、といつも思う。そもそもの発端は何なのだろう、と。
    支配への欲望? 異端への嫌悪? 嗜虐性? 過去の遺恨?

    本の読後評価はいつも、自分の心の中をのぞいて、好きか嫌いか、を基準に思った通りそのままを記しているが、この本には評価をつけることができなかった。
    とても好きな本とは言えない。書かれていることが理不尽過ぎて。でも、嫌い、をつけることも絶対できない。

  • ウイグルで起きていることが絵本となっています。内容は悲しく苦しく辛いものでした。でも目を背けずにみんなで考えていく必要があると強く感じました。

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著者プロフィール

静岡県出身。1997年、講談社『Kiss』にてデビューし、作家活動を始める。子育てに専念した後、イラスト動画制作に携わる。2019年4月にウイグル弾圧の実態を描いた『その國の名を誰も言わない』、同年8月に『私の身に起きたこと〜とあるウイグル人女性の証言〜』をTwitterにて発表。大きな反響を得て、海外を中心に多くのメディアが紹介。米国務省の広報HPなどに掲載される。著書『私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~』(季節社)。

「2021年 『命がけの証言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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