Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
- オライリージャパン (2018年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873118352
作品紹介・あらすじ
DevOpsの文化的側面を解説した書籍!
DevOpsを組織の内側から変革する文化的なムーブメントととらえた上で、DevOpsの概要と、DevOpsがもたらすチーム間の変化などについて書いた書籍です。個々人が一緒に働きながら強い関係性を作る方法や、ゴールや評価基準の違いを調整して、チーム間で親和性を高めるコツや、文化的な方向性を適したものにするためのツールやワークフローについてなどについて解説します。DevとOpsやそのほか職種が異なる人が協業するに当たって起こりうる事柄をうまく解決するためのノウハウを書いた書籍です。
感想・レビュー・書評
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DevOpsの歴史から書かれている章もあり、フローを持って理解することが出来る名著。まだ読んでいない人は、その辺のサイトを見るよりもよっぽど為になるので是非。
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・良書だが、「The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて」を読んでいればあえてコチラも追加で読む必要は無いように感じた。
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組織文化醸成,チームビルディングに関する内容で非常に面白かった.
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自分がこれまでに「つらい」、と感じたときに起こっていたようなことが的確に列挙されていた。人が複数人数集まれば、それは多かれ少なかれ多様性を持つ集団になる。この本は、そんな集団に属する者への心得が多分に書かれており、DevOps はそれらがあって初めて成り立つのだ、ということだと理解させてくれた。この本は、複数のチームで協調しながら大きな成果を目指す組織にとっての診察と処方箋だ。devopsが、いかに多くの土台の上になりたつものであるものか、ということがよくわかった。
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オライリー
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請求記号 007.61/D 46
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Effective DevOps. 効果的なDevOpsのための「手法」ではなく、効果的なDevOpsを実現する「組織」に焦点が当てられている。
DevOpsのための文化形成、どのような人たちを集めるか、どのように全体に浸透させていくか。
数ある誤解やアンチパターンを紹介しながら、一貫してコラボレーションやアフィニティの重要性を訴えかけている。
ツールや手法は知ってるし使ってるけど、いまいちうまくいかない。そんなエンジニアやマネージャーにヒントを与えてくれる。 -
DevOpsというとインフラエンジニア的な役割に思われがちですが、実のところ組織論としての側面の方が強いようです。
そのため「エンジニアリング組織論への招待」「ティール組織」などの内容に近いものがありました。
内容としては抽象的な理論というよりは具体的な実践内容が中心となっています。
そのため、実際に組織を回すうえで参考にする試作集としての使い方が良いのかなと思いました。
大部分はエンジニア以外にも通じる内容となっていて、非エンジニアにもオススメできる本でした。 -
DevOpsという、極めて多義的で曖昧になってしまった概念を、端的に、ではなくて網羅的に、逃げることなくボリューミーにまとめた本。単なる概念の説明にとどまらず、プラクティスとしてまとまっているので、すぐに実戦投入ができそうな良書。
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devops は、開発と運用を円滑に回わす、ということにとどまらない。チーム作り、組織作り、さらには組織を超えた一つの目的に向かって進むグループ作りにも適用できる、持続可能な文化。
チームや組織のマネージャーだけでなく、新しくチームにjoinした人も読むべき。
特に、4本柱のうちの、アフィニティとスケーリングの部分は個人的にとても勉強になった。