- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873117430
作品紹介・あらすじ
『メタプログラミングRuby』の改定版!
本書改訂版はRuby 2.xとRuby 1.9、Rails4に対応したことが最大のポイント。言語のアップデートに伴い文法も変わっています。さらにJRubyに対応しています。
感想・レビュー・書評
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#メタプログラミングRuby 第2版
欧州のプログラマ、Paolo Perrotta氏の著書をプログラマの角將則 氏が翻訳した技術書です。
Rubyを使ったメタプログラミングの技法を先輩が後輩のエンジニアに伝える形式で書かれています。
執筆時は、Ruby2.2を前提に書かれています。
【本書で学べること・考えること】
・オブジェクト、クラス、モジュールとは?
・特異メソッド、特異クラスとは?
・継承チェーンとメソッド探索
・スコープ
・既存クラスの修正方法
・動的なメソッド定義
・ブロック、Proc/lambdaなどクロージャ
・クラス定義(特異クラス、クラスマクロ)
・メソッドラッパー
・コード文字列、フックメソッド
・Railsのコードツアー
読んでみての感想です。
説明が比較的難しい内容を扱っているのですが、わかりやすく平易に書かれているので理解が進みます。
読んでいて、ワクワクする気になる技術書で良書です。
自分自身の中でごちゃごちゃになっていたスコープ、継承、メソッド探索などの基本的な事項が整理できました。
また、各章で魔術と称して説明されているテクニックも長所、短所を含めわかりやすかったです。
巻末にそれらのテクニックが簡潔にまとめられていて、2周目にまとめながら読むときに重宝しました。
出版から日が経って、$SAFEのように廃止された機能などもありましたが、ネット上にRubyの差分を紹介した記事も多数ありますし、実際にコードを動かしながら読めば特に問題はないと思います。
RailsのコードツアーもGithub上の最新と見比べながら読みましたが、コードリーディングを始めるきっかけになりそうです。
Rubyを使うなら、一読の価値ありです。
たのしいRuby、チェリー本のあとにやると良いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全体をと見通すのかなり難しいものの、序盤の章はビギナーの自分でもとても役に立つ。
特に、「オブジェクトモデル」や「メソッド」、「クラス定義」の章を読むことで、大規模サービスのコードでも着実に読んでいくことができるようになった。 -
体系的にRubyの知識が頭に入ってきました。
理解度は70%ぐらいなので、もう一周読みたい -
ライブラリのコードではメタプログラミングが多用されているので、そんなコードを理解するのにこの本の内容が役立つ
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Rubyを扱う機会がこれから増えそうなので、
本書を読みました。
Ⅰ部の内容について
一つ一つ丁寧に説明されておりますが、
実際にどういった場面でイメージが湧きにくかったですが、
Ⅱ部において、実際にRailsで使用されている部分についての説明がありました。
1章1章確実に理解していかないと次の内容が理解しにくいので
読むのが大変な書籍ですが、Rubyのより深い部分を理解できると思います。
実務でRubyを扱う機会が増えてきたら
もう一度読みたい本です。 -
railsやるなら必読書だねー。
とてもよかった。 -
Rubyにおけるメタプログラミング技法の説明とRailsのgemを題材にした実践例のツアーガイド。
相棒役のビルがいい味出してて読み物としてもよかった -
Rubyで仕事をするなら絶対に読んでおいて損はない本です
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手に取る前は特殊な記法を用いたテクニック集という印象だった。
しかしメタプログラミングについて知ることははrubyの言語仕様の根幹のところを知る所にも繋がり、かつそれはただ入門書を読むだけでは身につかないところだ。
つまりメタプログラミングの技術はもちろんのこと、それを支える言語理解にこそ価値がある本に見えた。
少なくとも読前読後でコーディングの幅は大きく広がり、またコードリーディング力も明確に向上した。
逆に言えば、この本を読まずしてrubyを語ることはできないようにすら思う。
rubyをある程度使いこなせるようになった人の次のステップとして、必読の本だろう。 -
Rubyを使うなら必読の本